特許
J-GLOBAL ID:200903084550606040

リグノセルロース材料を迅速に酸加水分解する方法および加水分解リアクタ

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 川口 義雄 (外1名)
公報種別:公表公報
出願番号(国際出願番号):特願平9-531269
公開番号(公開出願番号):特表平11-504527
出願日: 1997年03月05日
公開日(公表日): 1999年04月27日
要約:
【要約】本発明は、リグニンの溶解有機溶媒および強い高希釈無機酸を使用して高濃度の糖を回収することによって脱リグニン工程および糖化工程が一回の反応サイクルで実施される、リグノセルロース材料を連続的に酸加水分解する方法に関する。さらに、本発明の方法を実施する加水分解リアクタを提示する。
請求項(抜粋):
セルロース部分とリグニン部分とを含むリグノセルロース材料を迅速に酸加水分解する方法であって、 (a)予熱され加水分解に関して受け入れられる粒子の寸法に粉砕されたリグノセルロース材料の一様な流れを加圧リアクタ(10)の頂部から連続的に供給するステップと、 (b)リアクタ(10)の異なるレベルで、溶液の大部分を占めるリグニン溶解有機溶媒および水と、溶液の小さな部分を占める強無機酸高希釈液とを含む水溶媒系の複数の流れに前記リグノセルロース材料を接触させ、セルロース材料を反応させそれと同時にリグニンを溶解させ、セルロース部分の反応生成物を含む加水分解抽出物およびリグニン溶液の形の液相と、非反応材料と非溶解材料とを含む固相とを得るステップと、 (c)前記固相を前記リアクタ(10)の底部に堆積するように保持するステップと、 (d)(b)でリアクタ(10)の異なるレベルで得られた液相の制御された流れを、妥当に調整された温度になるように再循環し、前記流れを、対応する水溶媒流に取り込み、リアクタの前記レベルで、セルロース材料を反応させリアクタのそれぞれのレベルに存在するリグニンを溶解させる有機溶媒および適切な強無機酸の温度および濃度を与えるステップと、 (e)リアクタ(10)の前記レベルから前記液相の残留部分を回収し、前記リアクタ(10)の出口で温度を急激に低下させてセルロース部分の前記反応生成物の分解反応を回避し、溶媒の蒸発によってセルロース部分の反応生成物およびリグニンの濃縮物を得るステップと、 (f)デカンテーションによって前記リグニンを搬送するステップと、 (g)セルロース部分の反応生成物の前記濃縮物を後続のプロセスステップに移すステップとを含むことを特徴とする方法。
IPC (4件):
C13K 1/02 ,  D21C 3/04 ,  D21C 3/20 ,  D21C 7/00
FI (4件):
C13K 1/02 ,  D21C 3/04 ,  D21C 3/20 ,  D21C 7/00

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