特許
J-GLOBAL ID:200903084572642520

高純度ニッケル水溶液の製造方法

発明者:
出願人/特許権者:
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平10-037860
公開番号(公開出願番号):特開平11-229056
出願日: 1998年02月20日
公開日(公表日): 1999年08月24日
要約:
【要約】【課題】 亜鉛および鉄を含有するニッケル水溶液からこれら元素を除去し、高純度のニッケル水溶液を製造する方法を提供する。【解決手段】 不純物として亜鉛および鉄を含有する酸性のニッケル水溶液、たとえば、ニッケル原料溶解液に酸化剤および中和剤を添加してpHを上昇させ、鉄とともに亜鉛を殿物として除去して、高純度のニッケル水溶液を回収する。一方、生成した前記殿物を酸性溶液で洗浄することにより、殿物中のニッケルを酸洗浄液中に溶解回収し、さらに得られた酸洗浄液とアルキルホスホン酸エステルとを接触させ、酸洗浄液中の亜鉛を抽出した後、酸洗浄液をニッケル原料溶解液に繰り返すことを特徴とする高純度ニッケル水溶液を製造する方法である。このとき抽出剤として使用する、アルキルホスホン酸エステルは、2-エチルヘキシルホスホン酸モノ2-エチルヘキシルエステルであることが好ましく、また、得られる前記高純度ニッケル水溶液が、硫酸ニッケル水溶液であるとき効果的である。
請求項(抜粋):
亜鉛および鉄を不純物として含有する酸性のニッケル水溶液に酸化剤および中和剤を添加し、鉄とともに亜鉛を殿物として除去して高純度ニッケル水溶液を回収し、生成した前記殿物を酸性溶液で洗浄することにより殿物中のニッケルを酸洗浄液中に溶解回収し、さらに得られた酸洗浄液とアルキルホスホン酸エステルとを接触させ亜鉛を抽出した後、酸洗浄液を始液であるニッケル水溶液の一部として繰り返すことを特徴とする高純度ニッケル水溶液の製造方法。
IPC (2件):
C22B 23/00 ,  C22B 3/20
FI (2件):
C22B 23/04 ,  C22B 3/00 G

前のページに戻る