特許
J-GLOBAL ID:200903084573491941

ルテニウムカルボニル錯体を用いる環状エーテルの開環重合およびそれから得られるシリル化鎖状ポリエーテル

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 筒井 知
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平11-236654
公開番号(公開出願番号):特開2001-059021
出願日: 1999年08月24日
公開日(公表日): 2001年03月06日
要約:
【要約】【課題】 従来より多用されているものとは別異の触媒を用いて、環状エーテルを効率的に開環重合して新しいタイプのシリル化ポリマーを生成することができる技術を提供する。【解決手段】 2〜4個のルテニウム原子にカルボニル基が配位した多核ルテニウムカルボニル錯体から成る触媒の存在下に、4員環〜8員環の環状エーテル(例えば、テトラヒドロフラン、オキセタン)と少なくとも1個の水素原子を保有するシランを5〜80°Cにおいて反応させることを特徴とするシリル化鎖状ポリエーテルの製造方法を提供する。触媒としては、アセナフチレンまたはアズレンの配位した3核ルテニウムカルボニル錯体が好ましい。原料環状エーテルに対応するエーテル構造から成る反復単位を有し、末端が原料シランに応じた各種の官能基または原子を有するシロキシ基から成るシリル化鎖状ポリエーテルが得られる。
請求項(抜粋):
下記の一般式(I)で表わされることを特徴とするシリル化鎖状ポリエーテル〔式(I)中、mは3〜7の整数であり、nは式(I)のポリエーテルの数平均分子量が500〜500,000となるような整数であり、また、X1、X2およびX3は互いに同一または別異の官能基または原子から選ばれる〕。【化1】
Fターム (5件):
4J005AA06 ,  4J005AA07 ,  4J005AA08 ,  4J005BB04 ,  4J005BD08

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