特許
J-GLOBAL ID:200903084580672811
硫黄含有量の低い銅又は銅合金の溶製方法
発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件):
今井 毅
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平6-177660
公開番号(公開出願番号):特開平8-020829
出願日: 1994年07月06日
公開日(公表日): 1996年01月23日
要約:
【要約】【目的】 スクラップ原料の多用を可能とし、更に硫黄濃度が通常の精錬限界以下の材料を低コストで製造できる銅又は銅合金の溶製プロセスを確立する。【構成】 銅系原料を溶解して“融点又は液相線+(50〜 500°C)"の温度にまで昇温した後、“CaO,Ca(OH)2 又はCaCO3 の1種以上とそれらの合計量に対する割合が0〜50重量%の量のBaF2,BaCl2, NaF,NaCl, Na2CO3, Na2O,NaOH,CaCl2 , CaF2 ,KF,KCl,K2CO3, KOH,LiF,LiCl, Li2CO3 及びLiOHのうちの1種以上とを混合して成る脱硫剤”、又はこれと“脱硫剤重量の10%未満のカ-ボン粉”との混合物を溶湯重量の 0.3〜30%の範囲(脱硫剤量を基準)で添加して保持し、次いで反応後の脱硫剤を除去するか、更には上記脱硫剤又は脱硫剤混合物の添加に際して溶湯の表面を“木炭”又は“カ-ボンを50重量%以上含有する物質”で被覆しておくか、又はこれらに加えて原料の溶解及びその後の処理をカ-ボンを10%以上含む耐火物で築炉された炉又はるつぼ中で行う。
請求項(抜粋):
銅又は銅合金溶製用原料を溶解して融点又は液相線温度よりも50〜500°C高い温度にまで昇温した後、その溶湯に“CaO, Ca(OH)2,CaCO3 の1種以上とそれらの合計量に対する割合が0〜50重量%の量のBaF2,BaCl2 , NaF,NaCl, Na2CO3, Na2O,NaOH,CaCl2 , CaF2 ,KF,KCl,K2CO3 , KOH,LiF,LiCl, Li2CO3 ,LiOHの1種以上とを混合して成る脱硫剤”を溶湯重量の 0.3〜30%の範囲で添加して保持し、次いで反応後の脱硫剤を除去することを特徴とする、硫黄含有量の低い銅又はCuを60重量%以上含有する銅合金の溶製方法。
前のページに戻る