特許
J-GLOBAL ID:200903084619958270

多チャネル音響結合評価方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 草野 卓
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平9-060392
公開番号(公開出願番号):特開平10-257585
出願日: 1997年03月14日
公開日(公表日): 1998年09月25日
要約:
【要約】 (修正有)【課題】 多チャネル音響結合量を評価する。【解決手段】 ステレオ双方向拡声通話系の片側でスピーカ2m (m=1,2)とマイク3n (n=1,2)の各間の伝達関数の周波数特性をGmn(exp(jω))として、のノルム‖G(exp(jω))‖を音響結合量とする。具体的にはスピーカ2m への入力を様々な組合せで入力し、その時のマイク3n の出力を得て入力信号周波数特性ベクトルx(exp(jω))と出力信号周波数特性ベクトルy( exp(jω))とのノルム比‖y(exp(jω))‖/‖x(exp(jω))‖の最大値を評価に用いる。
請求項(抜粋):
複数のスピーカと1つ以上のマイクロホン、あるいは、1つ以上のスピーカと複数のマイクロホンとによって構成されるスピーカ群とマイクロホン群とを同一音響空間内に持つ多チャネル音響システムのスピーカ群からマイクロホン群へと伝わる音響的な結合を評価する多チャネル音響結合評価方法において、上記スピーカ群のスピーカの数をM、上記マイクロホン群のマイクロホンの数をNとし、周波数をfとして、m(=1,2,...,M)番目のスピーカとn(=1,2,...,N)番目のマイクロホンとの間の伝達関数について周波数特性をGmn(f)とし、これらの周波数特性を要素として持つ音響システム周波数特性行列【数1】を構成し、T は転置を表し、上記スピーカ群のm(=1,2,...,M)番目のスピーカへの入力信号の周波数特性をXm (f)とし、これを全チャネル分まとめた入力信号周波数特性ベクトルを【数2】とし、‖G(f)x(f)‖,‖x(f)‖は、それぞれベクトルG(f)x(f),x(f)の各要素の2乗の総和の平方根で定義されるノルムとして、各周波数毎に、 ‖G(f)‖=max‖G(f)‖x(f)‖/‖x(f)‖ ただしx(f)≠0 (c)と定義される上記音響システム周波数特性行列G(f)のノルム‖G(f)‖を上記音響システムの音響的な結合の周波数毎の強弱等の評価量として用いることを特徴とする多チャネル音響結合評価方法。
IPC (2件):
H04R 3/02 ,  H04L 5/06
FI (2件):
H04R 3/02 ,  H04L 5/06

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