特許
J-GLOBAL ID:200903084639135149

飽和ポリエステル樹脂製容器

発明者:
出願人/特許権者:
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平8-156717
公開番号(公開出願番号):特開平10-001125
出願日: 1996年06月18日
公開日(公表日): 1998年01月06日
要約:
【要約】【課題】 二軸延伸ブロー成形された飽和ポリエステル樹脂製中空容器において、首部の未延伸部分や肩部の低延伸部分は熱殺菌工程で変形するという問題がある。これを防ぐには首部を加熱して結晶化させることで耐熱性と耐圧性を付与し、また、首部は結晶化により延伸せず、肩部を高延伸に成形できるので、肩部にも耐熱性と耐圧性を同時に付与することができた。しかし、この方法は耐衝撃性に劣るという問題があった。【解決手段】 容器の首部の未延伸部分を、その厚み方向の断面を見るとき白色に熱結晶化されている層と白色に熱結晶化されていない層とが交互に存在するような首部の結晶化状態になるように結晶化処理を施すことで、首部の耐衝撃性に優れ、かつ、首部の熱結晶化部の存在により首部が延伸せず、首部に続く肩部を高延伸成形できるため熱殺菌工程で肩部の変形を防止し、さらには耐薬品性にも優れた、耐熱性または耐熱および耐圧性容器を提供することができた。
請求項(抜粋):
口頸部、肩部、胴部および底部からなる二軸延伸ブロー成形された飽和ポリエステル樹脂製中空容器において、口頸部と肩部とをつなぐ首部の未延伸部分が、その厚み方向の断面を見るとき白色に熱結晶化されている層と白色に熱結晶化されていない層とが、交互に存在することを特徴とする容器。

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