特許
J-GLOBAL ID:200903084653715743

フラックス入りワイヤーを用いた金属被覆の溶射方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 浅村 皓 (外3名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平10-024768
公開番号(公開出願番号):特開平10-280120
出願日: 1998年02月05日
公開日(公表日): 1998年10月20日
要約:
【要約】【課題】 粗面化されていない清浄化されたアルミニウムまたはアルミニウム合金基体に少なくとも一つの金属被覆を溶射する改良方法の提供。【解決手段】 金属接合溶滴およびフラックス粒子を空気推進により基体に溶射し、フラックス粒子と接合溶滴とを同時に被着させる。溶射には空気推進と、芯材を有するワイヤーを使用する。芯材は、基体に対して容易に接合可能な金属粉末と基体を容易に脱酸できるフラックス粉末とから成る。フラックス粉末は、溶融して接触することで基体を有効に脱酸するハロゲン化塩を有し、溶射により一層均等に分散される粒子寸法を有する。アルミニウムまたはアルミニウム合金基体の溶射に使用されるワイヤーは、?@接合金属粉末が溶融状態の間に基体と発熱反応して接合する金属接合粉末と、溶融状態の間に前記基体からアルミニウム酸化物を剥取るフラックス粉末とで構成された粉末芯材混合物、?Aこの粉末混合物を取囲み、金属間化合物を形成するようにアルミニウム面と反応する組成を有する金属シースから成る。
請求項(抜粋):
被覆された基体を製造するために、粗面化されていないアルミニウムまたはアルミニウム合金から成る清浄化された基体に少なくとも一つの付着金属被覆を溶射する方法であって、溶融した金属接合溶滴およびフラックス粒子を前記基体にワイヤー・アーク溶射して、フラックス粉末粒子および接合金属溶滴を同時に付着させるようになすことを含み、前記溶射で、空気推進と芯材およびシースを有するワイヤー材料とを使用し、前記芯材は、基体に対して冶金的に容易に接合可能な金属粉末と、基体を容易に脱酸できるフラックス粉末とで構成され、ワイヤー・シースは前記芯材金属粉末と冶金的に両立できる融通性のある金属で構成され、フラックス粉末は溶融したそのフラックス粉末が接触することによって前記基体を化学的に有効に脱酸するハロゲン化物を有し、前記フラックス粉末は前記溶射を通じて一層均等に分散されるように粒子寸法2〜40マイクロメートルを有し、これは前記接合金属の粒子寸法よりも小さく、形成された被覆基体は(i)接合金属と基体の間の境界面に残留フラックスおよび気孔がないこと、および(ii)基体と被着金属との間の、被着金属酸化物および被着金属から成り基体酸化物の全く存在しない分配された冶金的な表面を示すことを特徴とする溶射方法。
IPC (2件):
C23C 4/04 ,  C23C 4/02
FI (2件):
C23C 4/04 ,  C23C 4/02

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