特許
J-GLOBAL ID:200903084683011759

回転伝達装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 鎌田 文二 (外2名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平4-173064
公開番号(公開出願番号):特開平6-017853
出願日: 1992年06月30日
公開日(公表日): 1994年01月25日
要約:
【要約】【目的】 本発明は、保持器に回転抵抗を与えて係合子の作動方向を切換える回転伝達装置において、高トルク負荷により係合子から保持器に加わる力を緩和できる構成を提供する。【構成】 外輪1と内方部材2の間に第一保持器12と第二保持器13を設け、第二保持器13を圧着バネ16により内方部材2の端面に圧着させる。保持器12、13の前端部に、その両者間に回転力を発生させるスイッチバネ27を取付け、第一保持器12の後端に、一方向クラッチ28を介して回転抵抗発生手段6を連絡する。上記の構造では、一方向クラッチ28の回転切換えにより、スイッチバネ27又は回転抵抗発生手段6の回転抵抗を第一保持器12に与えてスプラグ20の傾斜方向を切換える。また、スプラグから第一保持器12に大きな力が加わると、保持器12が内方部材に対しすべり回転して保持器12に加わる力を緩和する。
請求項(抜粋):
外輪とそれに嵌合する内方部材の間に、径の異なる第一保持器と第二保持器を設け、その両保持器に対向して設けたポケットに、両保持器の相対回転によって外輪と内方部材の間に係合する係合子を組込み、上記第一保持器と外輪又は内方部材とを共回り可能に連結すると共に、第一保持器とそれが連結する外輪又は内包部材との間に回転差を生じさせる回転抵抗付与手段を設け、上記第一保持器が連結する外輪又は内方部材の一方向の回転に対して第一保持器と上記回転抵抗付与手段の連結状態を切り離す一方向クラッチを組込んだ回転伝達装置において、上記第二保持器を外輪又は内方部材にすべり回転可能に接触させると共に、その接触部に圧着する方向の付勢力を与える弾性部材を設け、上記第一保持器と第二保持器を円周方向すき間を介して共回り可能に連結し、その第一保持器と第二保持器の間に、上記一方向クラッチが切り離し作動する回転方向とは逆方向の回転力を第一保持器に付与する回転力発生手段を設け、第一保持器に対して回転力発生手段による回転抵抗を上記回転抵抗付与手段の回転抵抗よりも小さく設定したことを特徴とする回転力伝達装置。
IPC (2件):
F16D 41/07 ,  B60K 17/344

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