特許
J-GLOBAL ID:200903084702732691
合成樹脂加工のための成形型の温度調節方法および装置
発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件):
江崎 光好 (外3名)
公報種別:公表公報
出願番号(国際出願番号):特願平6-521530
公開番号(公開出願番号):特表平8-508217
出願日: 1994年03月19日
公開日(公表日): 1996年09月03日
要約:
【要約】従来の温度調節方法の場合には、そのときのプロセスパラメータに対する温度条件の適合は不可能であり、射出成形プロセスの外乱や、複雑な型の場合の型輪郭に対する冷却面の不所望な位置は、補償不可能である。提案した解決策では、温度調節プロセスが二つの相、すなわち始動相と定常運転相に分離され、この二つの相がそぞれ異なる温度調節条件を有し、設定された型目標温度に最初に達した後またはこの型目標温度を上回った後で、始動相が終了し、サイクル時間全体の間、正確に定められた場所で、平均型温度が連続的に測定され、機械逐次制御の信号によって定められる時点Z2で、射出された溶融物と冷却通路の間の最大温度差の時間範囲内で必要な熱放出を生じるために、その前のサイクルの温度調節を考慮に入れた冷却媒体パルスか、時間的に射出過程の近くで導入され、設定された目標温度を上回るときに、時点Z2まで生じる目標値と実際値の比較の結果として、他の冷却媒体パルスが導入され、この時点Z2が機械逐次制御の信号によって定められ、この信号が時間的にサイクル終了の近くにおいて所定の時点で発生させられる。本発明は好ましくは射出成形型の温度調節に提供され、約5〜15%のサイクル時間短縮を行い、不良品の割合を35%低下させ、そしてエネルギー消費率を約10〜20%低下させる。
請求項(抜粋):
測定された型温度が設定された目標値と比較され、実際値と目標値の比較の結果に依存して冷却回路内の温度調節媒体の流量が変えられる、合成樹脂加工用成形型、特に射出成形型を温度調節するための方法において、温度調節プロセスが二つの相、すなわち始動相と定常運転相に分離され、この二つの相がそぞれ異なる温度調節条件を有し、設定された型目標温度に最初に達した後またはこの型目標温度を上回った後で、始動相が終了し、サイクル時間全体の間、射出された溶融物によっておよび冷却によって当該の冷却回路が熱的に等価で負荷される場所で、型温度が連続的に測定され、この場所が、成形品輪郭と冷却通路または冷却面の間の幾何学中心の範囲でかつ冷却水入口と冷却水出口の間の中央の範囲において、成形品輪郭に対して充分に離して設けられ、機械逐次制御の信号によって定められる時点Z1で、射出された溶融物と冷却通路の間の最大温度差の時間範囲内で必要な熱放出を生じるために、その前のサイクルの温度調節を考慮に入れた冷却媒体パルスが、時間的に射出過程の近くで導入され、設定された目標温度を上回るときに、時点Z2まで生じる目標値と実際値の比較の結果として、他の冷却媒体パルスが導入され、この時点Z2が機械逐次制御の信号によって定められ、この信号が時間的にサイクル終了の近くにおいて所定の時点で発生させられることを特徴とする方法。
IPC (2件):
FI (2件):
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