特許
J-GLOBAL ID:200903084713410300

スクロール式流体機械

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 宇井 正一 (外4名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平5-274519
公開番号(公開出願番号):特開平7-127583
出願日: 1993年11月02日
公開日(公表日): 1995年05月16日
要約:
【要約】【目的】 スクロール部材間の摩擦による動力損失や摩耗の増大を抑えながら、流体のシール性を高める。【構成】 スクロール圧縮機のようなスクロール式流体機械における固定スクロール部材3および可動スクロール部材7の少なくとも一方の渦巻き形の羽根7a(例示する参照符号は可動スクロール部材7のもの)の中心側先端に溝7eを設けてベーン22を挿入し、コイルばね18によって図の左方へ付勢する。図示実施例のベーン22は、図示しないテーパ面を有する第2のベーン23を介してばね18に係合する。ベーン22の先端22aが図示しない相手方の渦巻き形の羽根の面に押し付けられるとともに、第2のベーン23は図示しない側板に対して押し付けられてシールを行う。流体の圧力が高くなる中心部付近の作動空間のシール性が重点的に向上するので、全体として流体の漏れが減少する。
請求項(抜粋):
渦巻き形の羽根を有しハウジングに固定される固定スクロール部材と、前記固定スクロール部材の前記渦巻き形の羽根に対して噛み合う渦巻き形の羽根を有し公転のみをするように駆動される可動スクロール部材と、前記可動スクロール部材の自転を阻止し公転のみを許す自転防止機構とを備えているスクロール式流体機械において、前記固定スクロール部材および前記可動スクロール部材の少なくとも一方の前記渦巻き形の羽根の中心側先端の近傍に平行壁面を有する溝を設け、前記溝内に挿入され前記平行壁面に沿って摺動して突出することによりその先端を相手方の渦巻き形の羽根の壁面に押し付けて流体のシールを行うことができる少なくとも一枚のベーンと、前記ベーンを前記相手方の渦巻き形の羽根の壁面に向かって付勢する弾性体とを設けたことを特徴とするスクロール式流体機械。

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