特許
J-GLOBAL ID:200903084718082000

改良された表面硬度と引掻抵抗とを有するポリオレフィンアロイ及びその製造方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 八木田 茂 (外2名)
公報種別:公表公報
出願番号(国際出願番号):特願平8-522180
公開番号(公開出願番号):特表平11-511768
出願日: 1996年01月09日
公開日(公表日): 1999年10月12日
要約:
【要約】改良された表面硬度と引掻抵抗とをもつポリオレフィンアロイ。該アロイは、ポリプロピレン単独重合体からなるか又はプロピレンとエチレン及び/又はブタジエンとの共重合体からなるポリプロピレン40〜80重量%と;グラフトポリプロピレン単独重合体からなるか又はプロピレンとエチレン及び/又はブタジエンとの共重合体からなる官能化ポリプロピレン1〜10重量%と;場合によってエチレン/プロピレン/ポリレン・三元共重合体(EPDM)40重量%までとの配合物を含有し且つアミノシランで表面処理されている無機物1〜50重量%と、非晶質の脂肪酸アミド処理シリカゲル1〜15重量%とをさらに含有する。前記ポリオレフィンアロイの改良された表面硬度と引掻抵抗とは、前記の官能化ポリプロピレンと、前記の表面処理された無機物及び前記の脂肪酸アミド処理シリカゲルそれぞれとの化学反応によるものと思われる。
請求項(抜粋):
改良された表面硬度と引掻抵抗とを有し且つ230°C/2.16kgで0.1〜50g/10分の範囲のメルトインデックスMI、特に230°C/2.16kgで3〜40g/10分の範囲のメルトインデックスMIを有するポリオレフィンアロイであって、 (A)ポリプロピレン単独重合体からなるか又はプロピレンとエチレン及び/又はブタジエンとの共重合体からなるポリプロピレン40〜80重量%(但し、該ポリプロピレンはエチレン及び/又はブタジエン重合単位を5〜35モル%含有し且つ100,000〜300,000の分子量Mwと230°C/2.16kgで0.1〜20g/10分のメルトインデックスMIとを有し得る)と、 (B)グラフトポリプロピレン単独重合体からなるか又はプロピレンとエチレン及び/又はブタジエンとの共重合体からなる官能化ポリプロピレンであって、0.2〜10重量%のグラフト率をもつ官能化ポリプロピレン1〜10重量%と、 (C)約2.5μmの平均粒度と約20μmの最大粒度とを有し且つ0.2〜5重量%のアミノシランで表面処理されている無機物1〜50重量%と、 (D)シリカ25〜75重量%と脂肪酸アミド75〜25重量%とを含有してなる非晶質の脂肪酸処理シリカゲル1〜15重量%と、 (E)230°C/2.16kgで1〜10g/10分の範囲のメルトインデックスMIと、30〜70のショアーD硬度とを有するエチレン/プロピレン/ポリレン・三元共重合体(EPDM)0〜40重量%との配合物によって構成されるものであることを特徴とするポリオレフィンアロイ。
IPC (8件):
C08L 23/10 ,  C08K 13/06 ,  C08L 51:06 ,  C08L 23:16 ,  C08L 23:26 ,  C08K 9:06 ,  C08K 3:36 ,  C08K 5:20
FI (2件):
C08L 23/10 ,  C08K 13/06

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