特許
J-GLOBAL ID:200903084730058769

硬貨処理装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 鈴江 武彦 (外6名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平8-259270
公開番号(公開出願番号):特開平10-105766
出願日: 1996年09月30日
公開日(公表日): 1998年04月24日
要約:
【要約】【課題】この発明は、上述した問題点に基づきなされたもので、温度変化に対して安定な補正が可能であって、しかも調整に要求される時間を短縮可能で、部品コストおよび組み立てコストを低減可能な硬貨処理装置を提供するものである。【解決手段】硬貨の入出金処理を行なう硬貨処理装置において、鑑査部5は、搬送部3により搬送される硬貨Cの透磁率および導電率を計測する材質検知センサ20を含み、硬貨が搬送されている間の材質検知センサの各2次コイルの出力と搬送路を硬貨が搬送されていない初期状態時の材質検知センサの各2次コイルの出力と、それぞれの出力を演算定数が一定の所定演算により補正して得られる出力値により、基準温度に対する初期調整状態に等しい補正値を得る材質特定回路により、硬貨の真偽を判定する。
請求項(抜粋):
搬送路を挟んで一方に配置された励磁用の1次コイルとこの1次コイルにより電磁誘導される第1の2次コイルの巻回された幅広の1次コアと、搬送路を挟んで他方に配置され、前記1次コイルにより電磁誘導される第2の2次コイルの巻回された幅広の2次コアと、前記1次、2次コアを位置決め固定するケースなどのコア位置決め部材から構成された透過磁束量検知型の材質センサと、前記各2次コイルの出力を増幅する増幅率の調整が可能な増幅手段と、前記各増幅手段の増幅出力を整流する整流手段と、前記各整流手段の整流出力を演算する演算定数が一定である演算手段と、前記各整流手段の出力および前記演算手段の出力をディジタル量に変換するアナログ-ディジタル変換手段と、硬貨搬送前に前記各2次コイルの整流出力を検出するオフセット検知手段と、このオフセット検知手段により検知されたオフセットおよび初期調整値を記憶する記憶手段と、前記演算手段の出力から材質を検知する材質検知手段と、この材質検知手段の材質検出値を、前記オフセットと前記オフセットの初期調整値と前記一定である演算定数に基づいて補正する材質検出値補正手段と、この材質検出値補正手段の出力を予め用意された判定テーブルと比較して材質を特定する材質特定手段と、を有することを特徴とする硬貨処理装置。

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