特許
J-GLOBAL ID:200903084737950470
掘削機の掘削縁部用の磨耗アッセンブリ
発明者:
,
出願人/特許権者:
代理人 (6件):
社本 一夫
, 増井 忠弐
, 小林 泰
, 千葉 昭男
, 富田 博行
, 宮前 徹
公報種別:公表公報
出願番号(国際出願番号):特願2006-509945
公開番号(公開出願番号):特表2006-525448
出願日: 2004年04月29日
公開日(公表日): 2006年11月09日
要約:
【課題】磨耗部材、ボス、及びロックを含む、磨耗部材を掘削機のリップに取り付けるための磨耗アッセンブリを提供する。【解決手段】 リップは、内面、外面、掘削縁部、及びこの掘削縁部から後方に間隔が隔てられた一連の通孔を含む。ボスは、通孔の後方の位置でリップの面に各々固定される。磨耗部材は、ボスを受け入れるためのスロットをそれらの後端と隣接して各々含み、ロックを受け入れるための開口部を前記ボスの前方の位置に含む。開口部は、リップの通孔と整合する。ロックは楔-スプール構成を含む。
請求項(抜粋):
前掘削縁部及びこの掘削縁部の後方に間隔が隔てられた通孔を含む掘削機の掘削リップに取り付けるための磨耗アッセンブリにおいて、
前記リップの各面に固定されたボス、
前作用端及び後取り付け端を持つ磨耗部材であって、この磨耗部材の前記取り付け端は前記リップを跨ぐ一対の二叉脚部を含み、これらの脚部及び前記ボスは、前記掘削機の使用中に加わる荷重に対して前記磨耗部材を支持する協働する目違い継ぎ構造を有し、前記脚部は各々一つの開口部を有する、磨耗部材、及び
前記取り付け端及び前記リップを係合し、前記磨耗部材を前記リップに保持するため、前記開口部及び前記通孔に受け入れられるロックを含む、磨耗アッセンブリ。
IPC (1件):
FI (1件):
Fターム (1件):
引用特許:
出願人引用 (3件)
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米国特許第4,577,423号 現場での交換を可能にするため、バケットリップに機械的に取り付けられるアダプタが開発されてきた。最も一般的なものは、ホイッスラー型アダプタ(例えば、米国特許第4,267,653号)として周知である。これらの構成では、アダプタの後取り付け端は、バケットリップを跨ぐ一対の二叉脚部を含む。アダプタの各脚部は、バケットのリップに形成された通孔又はキー溝と整合する開口部を含む。これらの脚部の後端には、上方に且つ夫々の開口部から遠ざかる方向に傾斜した傾斜面が形成されている。整合した開口部及び通孔にスプール及び楔を挿入し、アダプタを所定位置に固定する。
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米国特許第4,267,653号 更に詳細には、スプールは全体にC形状であり、脚部の傾斜面と噛み合い係合するように形成されたアームを有する。楔をスプールと通孔の前側との間に挿入することにより、スプールを後方に押圧し、アームが前記脚部の傾斜面に載る。このようにして、アームは脚部をリップの内面及び外面に対して挟み、アダプタを所定位置に固定する。楔は、通常は、大型のハンマーで繰り返し叩くことによってアッセンブリに挿入される。これは、現場作業員にとって、特に、アダプタをリップに適切に保持するのに必要な最終的な移動を行う場合、厄介であり且つ時間のかかる仕事である。更に、楔は、たとえきつく挿入したとしても大きな荷重の作用で緩んでしまい、かくしてアダプタを無くしてしまう危険がある。緩みの大きな原因は、アダプタの脚部が大きな荷重の作用によりリップ上でシフトした場合等で、C形状スプールが使用荷重の作用で実際に延びてしまうことである。このような緩みに抵抗するため、楔をスプールに締め付け位置で溶接する場合がある。しかしながら、これの場合、ロックの再締め付けを行うことができず、そのためにアッセンブリが緩み、磨耗部材に大きな応力が作用し、リップに作用する磨耗の速度が早くなる。更に、楔及びスプールを互いに溶接すると、ロックの取り外しが更に困難になる。
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米国特許第5,653,048号
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