特許

J-GLOBAL ID：200903084762026788

軟磁気特性に優れた急冷金属薄帯およびその製造方法

発明者： 坂 本 広 明 ,  山 田 利 男
出願人/特許権者： 新日本製鐵株式会社
代理人 (1件)： 佐藤 一雄 (外2名)
公報種別：公開公報
出願番号（国際出願番号）：特願平7-189266
公開番号（公開出願番号）：特開平9-031610
出願日： 1995年07月25日
公開日（公表日）： 1997年02月04日
要約：

【要約】 (修正有)【課題】 高純度なものから不純物が多く含まれる低純度なものまでの広範囲の合金素材を用いた場合でも、軟磁気特性に優れる急冷金属薄帯およびその製造方法を提供する。【解決手段】 合金組成が(FeaSibBc)100-x Mx、ただし、Mは不純物元素であり、a、bおよびcは原子%で70≦a≦86、1≦b≦19、7≦c≦20、かつ、a+b+c=100であり、不純物元素Mの含有量が重量%でXである場合、薄帯の板厚t(μm)がt≦{log(A/X)+EF}/DFに制御されている50Hz、1.3Tにおける鉄損が0.2w/kg以下、80A/mの磁場における磁束密度が1.4T以上である。製法として、該合金の融点から400°Cにおける薄板の平均冷却速度を所定速度に制御する。

請求項（抜粋）：

合金組成が(FeaSibBc)100-x Mxで表わされ、不可避的不純物元素Mの含有量が、X重量%である場合、薄帯の板厚t(μm)がt≦{log(A/X)+EF}/DFに制御されており、50Hz、1.3Tにおける鉄損が0.2w/kg以下、80A/mの磁場における磁束密度が1.4T以上であることを特徴とする、軟磁気特性に優れた急冷金属薄帯。ただし、a,bおよびcは、原子%で、70%≦a≦86%、1%≦b≦19%、7%≦c≦20%、a+b+c=100%A,D,EおよびFは、不可避的不純物元素Mの種類によって決まる定数で、X>A、 0.0003≦A≦0.1、0.015≦D≦0.03、 2.5≦E≦3.5、0.3≦F≦1.6。

IPC (4件)：

C22C 38/00 303 ,  B22D 11/06 360 ,  C22C 38/14 ,  H01F 1/153

FI (4件)：

C22C 38/00 303 S ,  B22D 11/06 360 B ,  C22C 38/14 ,  H01F 1/14 C

引用特許：

審査官引用 (2件)

• Fe基非晶質合金を用いたコイルのインダクタンスの改善方法
  公報種別：公開公報   出願番号：特願平5-057177   出願人：新日本製鐵株式会社
• 特開平2-038519