特許

J-GLOBAL ID：200903084793232521

押込型硬度計

発明者： 岩本 剛
出願人/特許権者： 株式会社島津製作所
代理人 (1件)： 杉谷 勉
公報種別：公開公報
出願番号（国際出願番号）：特願平7-240980
公開番号（公開出願番号）：特開平9-061328
出願日： 1995年08月25日
公開日（公表日）： 1997年03月07日
要約：

【要約】【課題】 試料の表面の傷や試料の表面のミクロな性状変化など表面状況に起因する硬度測定精度の低下を解消する。【解決手段】この発明の押込型硬度計は、圧子2を押し込むことにより試料Sの表面につけた窪みの光学画像の頂点箇所に、仮想パターンメモリ13に予め記憶しておいた複数の仮想形状パターンを当てて合うかどうかを調べ、よく合った仮想形状パターンが窪み光学画像の頂点箇所を形成するものとして、窪み対角線寸法算出のための窪み頂点の位置決定を行う構成を特徴とする。

請求項（抜粋）：

試料の表面に四角錐の圧子を押し込んで窪みをつけるための窪み付与手段と、前記試料の表面から四角形の窪み光学画像を検出するための画像検出手段、および、前記画像検出手段からの画像信号に基づいて決定された窪み頂点の位置から窪み対角線寸法を算出する寸法算出手段を備えるとともに、前記圧子の押し込み荷重と前記窪み対角線寸法とより試料の硬度を算定するように構成された押込型硬度計において、窪み頂点箇所の異なる形状おのおのに対応する複数の仮想形状パターンを予め記憶するパターン記憶部と、窪み光学画像の頂点箇所に対する仮想形状パターンの一致度を評価する一致度評価手段と、この一致度評価手段の評価結果に従って窪み対角線寸法算出のための窪み頂点の位置決定を行う頂点位置決定手段を備えていることを特徴とする押込型硬度計。