特許
J-GLOBAL ID:200903084823229628

表面被覆用の高溶融性線式及び粉末式溶射材を高速度フレーム溶射する方法と装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 矢野 敏雄 (外2名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平3-115758
公開番号(公開出願番号):特開平7-102358
出願日: 1991年05月21日
公開日(公表日): 1995年04月18日
要約:
【要約】【目的】 火炎ジェットの運動エネルギーを著しく高めることにより基材に対する溶射材の粘着-引張り破壊強度を高め、低気孔率にして溶射被覆層の気密性を一層高めることによって被覆層品質を改善する。【構成】 一次加熱炎によって溶射材を溶融し、発生する一次高速度炎によって加速し、一次膨張ノズル孔を通して後置の二次燃焼室内へ導入し、しかも溶融可塑状態の溶射材を連行しつつ該二次燃焼室を通って超音速で通流する前記一次高速度炎を、前記二次燃焼室に同心的な後置の水冷式の二次膨張ノズル孔内に流入させ、こうして前記二次燃焼室へ開口する二次燃焼ガス-酸素通路の範囲において負圧ゾーンを生ぜしめて低い流入圧力による加熱ガス混合気供給を可能にし、しかも二次燃焼室内では加熱ガス混合気を着火・膨張させ、かつその高い火炎温度と極限的な着火・燃焼速度とに基いて溶射材残分を溶融加速させる。
請求項(抜粋):
互いに無関係に動作する少なくとも2つのガス混合系を用いて、一次燃焼室(28)内に装入された線式又は粉末式溶射材を、供給通路(4)を中心として同心的に配置された一次加熱炎(64)によって溶融し、発生する一次高速度炎(65)によって加速し、一次膨張ノズル孔(30)を通して後置の二次燃焼室(32)内へ導入し、しかも溶融可塑状態の溶射材を連行しつつ該二次燃焼室(32)を通って超音速で通流する前記一次高速度炎(65)を、前記二次燃焼室(32)に同心的に拡張して後置されていて軸方向に延在した水冷式の二次膨張ノズル本体(39)又は二次膨張ノズル孔(38)内へ流入させ、こうして半径方向・軸方向にかつ/又は集束するように配置されて前記二次燃焼室(32)へ開口する二次燃焼ガス-酸素通路(44,45)の範囲において負圧ゾーンを生ぜしめて低い流入圧力による加熱ガス混合気供給を可能にし、しかも二次燃焼室(32)内では半径方向・軸方向で前記一次高速度炎(65)をめぐって加熱ガス混合気を着火・膨張させ、かつその高い火炎温度と極限的な着火・燃焼速度とに基いて溶射材残分の溶融と溶射材の付加的な加速のために該加熱ガス混合気を援用することを特徴とする、表面被覆用の高溶融性線式及び粉末式溶射材を高速度フレーム溶射する方法。

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