特許
J-GLOBAL ID:200903084872885280

永久磁石型回転電機のロータとその製造方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 後藤 武夫 (外2名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平9-034264
公開番号(公開出願番号):特開平10-225032
出願日: 1997年02月04日
公開日(公表日): 1998年08月21日
要約:
【要約】 (修正有)【課題】 従来の永久磁石型同期電動機のロータの、ステンレス鋼製シュリンクリングを渦電流損失が少ないF.R.P.(繊維強化プラスチック材)製で代用するにあたって、F.R.Pは熱膨張係数が小さく、焼きばめによる締め代を持たせられないので高速回転では弛みを生じ、バランスが崩れるという問題を解消する。【解決手段】 永久磁石型回転電機のロータは、シュリンクリングをF.R.P.製で軸方向に傾斜を持つ楔(くさび)状とし、ロータの回転軸11、永久磁石12およびスペーサもこれに対応し、傾斜を持つ楔状とした。製造方法としては、中央部を軸方向に傾斜を持つ楔状に加工したロータの回転軸11を、組付治具に収容し、その外周に永久磁石12およびスペーサを配置し、その外周にF.R.P.製のシュリンクリング14を軸方向に打ち込んで、永久磁石を締め付けて組み立てる。
請求項(抜粋):
軸方向の中間の部分の外周が所定のテーパを有する円錘台形にされた回転軸(11)と、内周が前記回転軸(11)と同一で所定の厚さを有し、円周方向に所定の隙間を保って、この回転軸(11)に外嵌される円弧台形の複数の永久磁石(12)と、前記円弧台形の複数の永久磁石(12)相互間の隙間に配置される複数のスペーサ(13)と、前記円弧台形の永久磁石(12)およびスペーサ(13)のそれぞれの外周よりわずかに小さく所定の締め代を有する内周にされ、外周が所定の直径の中空筒形に繊維強化プラスチック材で成型され、前記永久磁石(12)およびスペーサ(13)の外周に圧入されるシュリンクリング(14)と、これら部材の軸方向両端に固定されたバランス板(15A 15B)とを含んで成る永久磁石型回転電機のロータ。
IPC (3件):
H02K 1/27 501 ,  H02K 1/27 ,  H02K 15/03
FI (3件):
H02K 1/27 501 H ,  H02K 1/27 501 E ,  H02K 15/03 Z

前のページに戻る