特許
J-GLOBAL ID:200903084923816148

自動車用ギヤおよびその製造方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 穂上 照忠
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平4-171408
公開番号(公開出願番号):特開平6-323399
出願日: 1992年06月30日
公開日(公表日): 1994年11月25日
要約:
【要約】【目的】一体成形により軽量化され、しかもギヤ部の硬度が高い、自動車用自動変速機、クラッチ部、スターターのドライブプレートなどに用いるのに好適なギヤおよびその製造方法を提供する。【構成】(1) C:0.20〜0.70%、Si:0.05〜1.00%、Mn:0.05〜0.50%、sol.Al:0.01〜1.00%、N: 0.002〜0.010 %およびB:0.0003〜0.0050%、さらに必要に応じて、特定のCa、CuおよびNiのうちの1種以上を含有し、フェライト-セメンタイト-黒鉛の複合組織を有する鋼板で製造された外周部に厚肉部を有する皿状成形体であって、その厚肉部の外周側および/または内周側に形成されたギヤ部の少なくとも表層にはマルテンサイト組織を有することを特徴とする自動車用ギヤ。(2) 上記 (1)に記載の複合組織とした鋼板を円板に打抜き、円板素材の外周部をスエジングおよびダイ加工してギヤ部を成形し、さらにこのギヤ部を高周波加熱により焼入れすることを特徴とする自動車用ギヤの製造方法。上記 (2)のギヤ部を成形する際に、転造加工または歯切り加工を用いることもできる。
請求項(抜粋):
重量%にて、C:0.20〜0.70%、Si:0.05〜1.00%、Mn:0.05〜0.50%、sol.Al:0.01〜1.00%、N: 0.002〜0.010 %およびB:0.0003〜0.0050%、さらに必要に応じて、Ca: 0.001〜0.01%、Cu:0.05〜1.00%およびNi:0.05〜2.00%のうちの1種以上を含有し、残部がFeおよび不可避的不純物からなり、不純物としてのPは 0.020%以下、Sは 0.010%以下である化学組成の鋼中のセメンタイトの50%以上を黒鉛としたフェライト-セメンタイト-黒鉛の複合組織を有する鋼で製造された外周部に厚肉部を有する皿状成形体であって、その厚肉部の外周側および/または内周側にギヤ部を成形し、そのギヤ部の少なくとも表層にはマルテンサイト組織を有することを特徴とする自動車用ギヤ。
IPC (6件):
F16H 55/17 ,  B21D 53/26 ,  B21H 1/00 ,  C21D 9/32 ,  C22C 38/00 301 ,  C22C 38/16

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