特許
J-GLOBAL ID:200903084930449118

動力伝達装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 広瀬 和彦
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平5-217007
公開番号(公開出願番号):特開平7-054973
出願日: 1993年08月09日
公開日(公表日): 1995年02月28日
要約:
【要約】【目的】 従動歯車の軸挿嵌穴と従動軸とのスプライン結合部に潤滑油を供給し、スプライン結合部に摩耗や焼付き等が発生するのを防止する。【構成】 ケーシング21内の従動側ボス部27には、一端側が駆動歯車29と従動歯車31との噛合部35近傍に開口し、他端側が従動側ボス部27内のボス空間Sに開口する油通路28を設けると共に、駆動歯車29,従動歯車31をそれぞれはすば歯車により構成し、油通路28の開口部28Aと各歯車29,31の噛合部35との間には潤滑油ガイド36を設ける。そして、各歯車29,31の噛合により、潤滑油を噛合部35から油通路28の開口部28Aに向けて矢示C方向に押出し、油通路28を介してスプライン結合部18に供給する。
請求項(抜粋):
駆動側ボス部と従動側ボス部とを有し、内部に潤滑油が収容されるケーシングと、該ケーシングの駆動側ボス部に回転可能に設けられ、駆動源によって駆動される駆動軸と、前記ケーシング内に位置し、該駆動軸に取付けられた駆動歯車と、該駆動歯車に噛合するように前記ケーシングの従動側ボス部に回転可能に設けられ、内周側が軸挿嵌穴となった従動歯車と、該従動歯車の軸挿嵌穴にスプライン結合され、前記駆動軸の回転が駆動歯車および従動歯車を介して伝達される従動軸とからなる動力伝達装置において、前記ケーシングの従動側ボス部には、前記駆動歯車と従動歯車との噛合部近傍に開口し、前記ケーシング内の潤滑油を前記従動歯車の軸挿嵌穴と従動軸とのスプライン結合部に向けて導く油通路を形成し、前記駆動歯車および従動歯車は互いに噛合するそれぞれの歯部を該油通路の開口部側に位置する軸方向の一側歯先が反対側の他側歯先よりも遅れて噛合するように、それぞれの軸線に対して斜めに伸びる歯形状としたことを特徴とする動力伝達装置。

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