特許

J-GLOBAL ID：200903085049185767

スペクトラム拡散通信用復調装置

発明者： 西 竜 三
出願人/特許権者： 松下電器産業株式会社
代理人 (1件)： 蔵合 正博
公報種別：公開公報
出願番号（国際出願番号）：特願平5-006514
公開番号（公開出願番号）：特開平6-216876
出願日： 1993年01月19日
公開日（公表日）： 1994年08月05日
要約：

【要約】【目的】 送受信間の周波数偏差を除去するための回路を不要とし、従来より小型で安価なスペクトラム拡散通信用復調装置を得る。【構成】 マッチドフィルター6においてパターン整合がとれた時の2相のマッチドフィルター出力の2乗和は、送受信間に周波数偏差が無い時をピークとして、その劣化分が送受信間の周波数偏差に対応しており、これを周波数偏差抽出部12で抽出し、この周波数偏差が小さくなるように電圧制御局部発振器14の出力周波数を制御して直交復調器2を制御することにより、送受信間の周波数偏差を除去することができ、自動周波数制御が行なえる。

請求項（抜粋）：

入力信号から2相の直交する信号を再生する90°移相器と一対の乗算器とからなる直交復調器と、前記2相の信号から不要高調波を除去する低域通過フィルターと、前記2相の信号の入来擬似雑音信号系列と相関器の内部で保持する参照擬似雑音信号系列とのパターン整合を行なうことにより逆拡散を行なう一対の相関器からなるマッチドフィルターと、前記マッチドフィルターの出力の2乗和を検出する一対の2乗器および加算器と、前記2乗和から同期捕捉を行なう同期捕捉部と、前記同期捕捉後に同期保持を行なう同期保持部と、前記マッチドフィルターの出力から受信データを判定して復調するデータ復調部と、前記マッチドフィルターにおいてパターン整合がとれた時に前記同期捕捉部で検出されるマッチドパルスから送受信間の周波数偏差を抽出する周波数偏差抽出部と、前記抽出された周波数偏差の値を小さくするように前記直交復調器を制御する電圧制御局部発振器とを備えたことを特徴とするスペクトラム拡散通信用復調装置。