特許
J-GLOBAL ID:200903085067385064
重縮合系ポリマーの製造方法
発明者:
,
出願人/特許権者:
代理人 (1件):
奥山 尚男 (外2名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平9-020261
公開番号(公開出願番号):特開平10-218998
出願日: 1997年02月03日
公開日(公表日): 1998年08月18日
要約:
【要約】【課題】 安価な設備費でしかも高重合度の重縮合系ポリマーを製造すること。【解決手段】 重縮合反応器1の容器1aは、一端近くに原料の入口2、他端近くに重合物の出口3、及び揮発物質の出口4を備えている。容器1a内の両端に設けられた矢車状のアーム回転体5、6の間には、翼板10が並設されている。翼板10の翼板片10aは、容器1aの入口2側から反応物の出口3側へ向かって、段階的に板幅(容器1aの周方向長さ)を減少させている。翼板10の間には、翼板10の外端と一致するドーナッツ状の円板13が複数個、互いに間隔をおいて取付けられ、この円板13の取付け間隔と内径は、容器1aの入口2側から反応物の出口3側へ向かって段階的に増加されている。翼板片10aには、スリット9が設けられている。
請求項(抜粋):
高粘度ポリマーを連続的に重縮合反応工程により溶融重縮合して製造する方法において、上記重縮合反応工程が、前段重縮合反応器と後段重縮合反応器によって行われ、該前段重縮合反応器は、円筒状容器の内径をD、容器の軸方向長さをLで表したL/Dが2〜10、好ましくは4〜6であり、実質的に水平に置かれ、一端に処理物を供給する入口、他端に出口を設けた円筒状容器内に、該円筒状容器の両端軸心位置を軸支点とし、円筒状容器の内周壁と0.005D〜0.03Dの間隙をおいて回転可能に設けられた実質的に中心軸を有さない中空の液攪拌混合用の回転体を備え、該回転体内に、上記円筒状容器の内径に対して0.75Dよりも外側に位置させ、かつ、回転方向に対して、前端側を円筒状容器の内方に傾けた姿勢で配設され、後端側をわずかに回転方向に対して反対側内方に折り曲げた翼板片を周方向に複数配設した翼板を設け、該翼板の間にドーナッツ状の円板を固定して併設してなり、上記翼板片の周方向長さを処理物の上記入口から出口へ向って段階的に減少させて構成し、上記ドーナッツ状の円板の取付け間隔及び内径を処理物の入口から出口に向って段階的に増加させて構成した構造であり、上記前段重縮合反応器出口の溶融ポリマー粘度を5000〜15000ポイズまで反応を進行せしめ、その抜出し液を前記後段重縮合反応器に連続供給して、さらに反応を進行させることを特徴とする重縮合系ポリマーの製造方法。
IPC (3件):
C08G 85/00
, C08G 63/78
, C08G 64/20
FI (3件):
C08G 85/00
, C08G 63/78
, C08G 64/20
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