特許
J-GLOBAL ID:200903085069899219

自動変速機のヒルホールド付きクリープ防止装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 杉村 暁秀 (外6名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平9-003705
公開番号(公開出願番号):特開平10-196782
出願日: 1997年01月13日
公開日(公表日): 1998年07月31日
要約:
【要約】【課題】 アクセルOFF時のクリープ防止解除およびヒルホールド解除を、ショックが小さくなる態様で、且つ、好適なタイミングで行わせる。【解決手段】 アクセルOFF時t1 までは、フォワードクラッチを圧Pc の低下でスリップ状態にしてクリープ防止を行い、バンドブレーキを圧PB の上昇で締結状態にしてヒルホールドを行う。瞬時t1 以降は、圧Pc を勾配aで上昇させてフォワードクラッチを再締結し、クリープ防止を解除する。タービン回転数Nt が0になる再締結完了時t2 に圧Pc を最大値にすると共に、圧PB を締結容量限界圧PBSまで急減させた後、勾配bで漸減させてバンドブレーキを解放させることによりヒルホールドも解除する。勾配aは、再締結所要時間Δtc が好適範囲に納まるよう学習制御し、勾配bは、バンドブレーキの解放をショックの出ない範囲で最も速く完了させるような値に予め定めておく。
請求項(抜粋):
流体伝動装置を介してエンジンの回転を入力され、複数の摩擦要素の選択的油圧作動により選択された変速段でエンジン回転を変速して出力する自動変速機に用いられ、停車中の制動状態において前記流体伝動装置によるクリープトルクの伝達を低減するために、前記複数の摩擦要素のうち、停車中に作動される発進用摩擦要素の作動油圧を低下させることで、該発進用摩擦要素をスリップ状態にするようにし、前記複数の摩擦要素のうち、当該クリープ防止状態で作動させると変速機出力軸の回転を阻止して車両のヒルホールドが可能な摩擦要素を油圧作動させるようにした自動変速機のヒルホールド付きクリープ防止装置において、車両を制動状態から非制動状態にしたことで行うべきクリープ防止制御の解除時、前記発進用摩擦要素の作動油圧を、前記スリップ状態から再締結完了までの再締結所要時間が好適時間に維持されるような所定勾配で上昇させるよう構成したことを特徴とする自動変速機のヒルホールド付きクリープ防止装置。
引用特許:
出願人引用 (9件)
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審査官引用 (1件)
  • 特開昭61-055456

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