特許
J-GLOBAL ID:200903085074882480

自由電子レーザ装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 本庄 武男
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平4-010803
公開番号(公開出願番号):特開平5-205899
出願日: 1992年01月24日
公開日(公表日): 1993年08月13日
要約:
【要約】【目的】 原理的に利得の小さい比較的短波長領域のレーザを減衰させずに取り出すことのできる自由電子レーザ装置。【構成】 対向配備された磁極列1′,2′により周期的交替磁場を発生させて該磁極列間を進行する電子ビーム3から放射光4を誘起させるウィグラ磁石10′と,ウィグラ磁石10′に導入される電子ビーム3を収束させるビーム収束器11と,電子ビーム3の進行方向(Z軸方向)に垂直にウィグラ磁石10′を挟んで対向配備された全反射鏡5と部分透過鏡6とで往復反射する放射光4と電子ビーム3との相互作用によって誘導放射を起こさせる光共振器12とを具備し,ビーム収束器11によって狭められる電子ビーム3の直径に応じてウィグラ磁石10′の磁場強度および各磁極のZ軸方向の幅を変化させる。上記構成により,レーザ発振のための共鳴条件を満足させつつ,ウィグラ磁石10′のY軸方向の軸上磁場を強くして利得を大きくすることができる。その結果,原理的に利得の小さい比較的短波長のレーザを減衰させずに取り出すことができる。
請求項(抜粋):
対向配備された磁極列により周期的交替磁場を発生させて該磁極列間を進行する電子ビームから放射光を誘起させるウイグラ磁石と,上記ウィグラ磁石に導入される電子ビームを収束させるためのビーム収束手段と,上記電子ビームの進行方向に対して所定の角度で上記ウィグラ磁石を挟んで配備された全反射鏡と部分透過鏡よりなる複数枚の光学鏡で反射する上記放射光と上記電子ビームとの相互作用によって誘導放射を起こさせる光共振器とを具備してなる自由電子レーザ装置において,上記ビ-ム収束手段によって狭められる電子ビームの直径および/または上記複数枚の光学鏡によって狭められる光束の直径に応じて上記ウィグラ磁石の磁場強度を変化させると共に,上記磁場強度の変化に応じて上記ウィグラ磁石を構成する上記各磁極の上記電子ビームの進行方向の幅を変化させることを特徴とする自由電子レーザ装置。
IPC (4件):
H05H 7/04 ,  G21K 1/093 ,  H01S 3/30 ,  H05H 13/04

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