特許
J-GLOBAL ID:200903085102187092

磁気冷凍機

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 坂間 暁 (外1名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平7-080270
公開番号(公開出願番号):特開平8-278066
出願日: 1995年04月05日
公開日(公表日): 1996年10月22日
要約:
【要約】【目的】 極低温流体の液化に用いられる磁気冷凍機に関し、補助冷凍機を用いずに小型化を可能とする。【構成】 断熱真空容器1内には液体窒素4の入った液体窒素槽3があり、超伝導マグネット33,34,35、熱スイッチ44が配置される。容器48には磁性体36,37,38,39、熱スイッチ45,46,47及び非磁性体40,41,42が接続され、ステッピングモータ14のロッド43に接続している。磁性体は磁界中にあるときは発熱し、磁界を受けないと寒冷を発する。熱スイッチは磁界を受けるとOFF、磁界がないとONとなり磁性体39で吸熱した熱を熱スイッチ45〜47、非磁性体40〜42を伝導して磁性体36から排熱スイッチ44へ排熱するので補助冷凍機を不要とする。
請求項(抜粋):
液体水素等の極低温流体を液化するための容器、同容器の周囲に配置した超伝導マグネット、前記容器内で前記超伝導マグネットの磁界で熱を吸、排熱する磁性体及び液体窒素槽に浸され、前記磁性体からの熱を外部に排熱する排熱スイッチで構成される磁気冷凍機において、前記磁性体はそれぞれ異なる温度領域で大きな磁気熱量効果を有する複数の磁性体を配列し、同各磁性体は熱伝導率の磁界依存性を利用した熱スイッチ及びこれに接する低温で熱伝導のよい非磁性体を介してそれぞれ接続してピストンを構成し、前記超伝導マグネットはセラミックス系の高温超伝導材を用い、前記液体窒素槽内の窒素で冷却されてなり、前記ピストンの駆動により前記磁性体で吸、排熱を行うと共に前記熱スイッチで熱を順次前記非磁性体と磁性体に伝導せしめ、前記排熱スイッチで排熱することを特徴とする磁気冷凍機。

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