特許
J-GLOBAL ID:200903085133448560

嫌気性処理装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 重野 剛
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平4-203585
公開番号(公開出願番号):特開平6-047393
出願日: 1992年07月30日
公開日(公表日): 1994年02月22日
要約:
【要約】【目的】 UASB式嫌気処理槽において、発生ガス量に応じて循環水流速を自動調整することにより、嫌気処理槽内の汚泥層展開界面を適切な範囲内に保つ。【構成】 UASB式嫌気処理槽1の発生ガス量をガス流量計8で検出し、この検出値に基いて、制御器9により循環水の流速を調整する。【効果】 循環水流速を調整することにより、嫌気処理槽内の上昇流速を調整することができる。発生ガス量に応じて嫌気処理槽内の上昇流速を煩雑な作業を要することなく自動調整することができるため、嫌気処理槽内の汚泥層高を、負荷変動にかかわらず、常に適切な範囲に保つことができる。高負荷による発生ガス量の増大の際にも、汚泥の流出を防止することができる。調整のための煩雑な作業が不要である。循環水流速を適正に調整することにより循環水ポンプの運転動力の低減、運転効率の向上を図れる。嫌気処理槽内の汚泥濃度を高く保持することができ、高負荷に対応した運転を安定に行うことができ、高度な処理が行える。
請求項(抜粋):
原水を嫌気処理する上向流式スラッジブランケット式嫌気処理槽と、該嫌気処理槽の処理水の一部を該嫌気処理槽内の汚泥を展開するための循環水として該嫌気処理槽底部に循環する手段と、該嫌気処理槽から発生するガス量を検出するガス流量計と、該ガス流量計の検出値に応じて前記循環水の流速を調整する制御器と、を備えてなることを特徴とする嫌気性処理装置。

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