特許
J-GLOBAL ID:200903085150804923

トルクが調節可能なダンパ

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 福田 武通 (外2名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平6-164820
公開番号(公開出願番号):特開平7-027163
出願日: 1994年06月24日
公開日(公表日): 1995年01月27日
要約:
【要約】【目的】 グローブボックス等に用いるダンパに於て、簡単迅速に調節可能な可変量のトルクを生ずる様にする。【構成】 トルクが調節可能なダンパはステータハウジング12、ロータ14、ネジ付き端部キャップ16を含む。其等は互いに対面する側に複数の同心状リングと複数の環状溝とを備え、環状溝に同心状リングが収まる様に組立てる。溝とリングとの間隙にはシリコーングリースを充填してある。図は最大トルクを生じる様にキャップをハウジングへ完全にねじ込んだ状態を示す。トルク量を小さくする為にはキャップ16を所定量だけハウジングからねじ戻せば、ロータはバネ54に押されてその分だけ移動する。この様にロータの同心状リングとハウジングの同心状リングとの間の制動表面領域の増減によってトルクは増減する。
請求項(抜粋):
閉鎖端部及び内部空所を有する円筒形の壁部材で形成されたステータハウジングと、上端及び下端を有する円筒形の壁部材で形成されたロータとを備え、該ロータが、前記ステータハウジングの内部空所の中に回転可能に配置され、該ロータが、その上端の中心から垂直に延びる軸を有し、更に、上端と、前記ステータハウジングの内部空所を閉鎖する下端とを有する円筒形の壁部材で形成されたキャップを備え、該キャップが、前記ロータの軸の貫通して延びる中心孔を有し、更に、可変量のトルクを供給する様に前記ステータハウジングに対する該ロータの軸の回転運動に対する抵抗の量を調節する調節装置を備え、該調節装置が、ステータハウジングの内部空所の内側に配置され、それ等の間に第1溝を限定する複数の第1同心状リングを有するステータハウジングと、該ロータの下端に配置され、前記第1同心状リングの間の該第1溝の対応するものに組合わされる複数の第2同心状リングを有するロータとを包含し、更に、該第1同心状リングの間の第1溝と、第2同心状リングの間の空間とを充填する高粘度制動流体を備え、前記調節装置が、該第1,第2の同心状リングの間の距離を選択的且つ漸進的に増大又は低減し、これによりトルクの量を低減又は増大する様に前記ロータの同心状リングと、前記ステータの同心状リングとの相対的な軸方向の移動を制御する移動制御装置を更に有することを特徴とするトルクの調節可能なダンパ。

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