特許
J-GLOBAL ID:200903085153898872

動吸振装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 坂間 暁 (外1名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平5-225733
公開番号(公開出願番号):特開平7-077239
出願日: 1993年09月10日
公開日(公表日): 1995年03月20日
要約:
【要約】【目的】 固有振動数を容易に、かつ、自動的に調節することができる動吸振装置を提供する。【構成】 架台15が被制振構造4に設置され、その上にスライダー6が取り付けられている。スライダー6の上に重錘2を乗せ、重錘2の左右にヘリカルコイル式ばね等の非線形ばね9を設置している。ばね9の受けとしてT型鋼8を用いている。非線形ばね9の上部には鋼鈑14が取り付けられ、その鋼鈑14の別の場所には重錘2に設置された油圧シリンダ13が、鋼鈑14を上下で挟むようにして取り付けられている。被制振構造4と重錘2に取り付けられた振動検出器11が検出した振動信号は演算装置12に送られる。演算装置12はまず両振動数の比較を行ない、もし、異なっていれば被制振構造の振動数と一致させるためのばね9の剛性Kを計算し油圧発生装置7に指示し、油圧シリンダ13がばね9のたわみを変えてその剛性を変える。演算装置12には「ばね9の静たわみと剛性Kの関係」がインプットされている。
請求項(抜粋):
被制振構造に対しばねを介して水平方向にスライド可能に載置された重錘を具え同被制振構造の水平方向振動を低減する動吸振装置において、前記ばねとして静たわみを変えることによりばね剛性が変化する非線形ばねを用いると共に、前記被制振構造と前記重錘にそれぞれ取り付けられた振動検出器、前記ばねのたわみを調整するばねたわみ調整装置、および前記振動検出器が検出した振動数を入力し制振に必要なばね剛性を与えるよう前記ばねたわみ調整装置を作動させる演算装置を具備したことを特徴とする動吸振装置。

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