特許
J-GLOBAL ID:200903085165294352

金属材料上に保護基礎被覆を形成する方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 青木 朗 (外4名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平4-340565
公開番号(公開出願番号):特開平5-339744
出願日: 1992年12月21日
公開日(公表日): 1993年12月21日
要約:
【要約】【目的】 金属材料、好ましくは、連続鋳造されたアルミニウム材料、の表面上に、保護化成被覆層を形成するに当り、この化成被覆層と、その上に形成される塗料層との密着性を向上せしめ得る方法を提供する。【構成】 金属材料の表面上に、クロム/シリカ/燐酸塩保護化成被覆層を形成する際、上記表面を上記化成被覆の前に、(i)H2 TiF6 ,(ii)H2 SiF6 、および(iii)ポリ{アルケニルフェノール}誘導体の少なくとも1員を含む組成物をもって前処理し、それによって、上記化成被覆層の被覆重量を増大させて、前記化成被覆層と、その上に塗布される塗料層との密着性を向上させ、耐腐蝕性を向上させる。本発明方法は、特に連続鋳造アルミニウム材料表面上に保護化成被覆層を形成するときに有用である。
請求項(抜粋):
金属材料の表面に改良された密着性を有する保護化成被覆層を形成するための下記工程:(A)前記金属材料表面に、(i)溶解されたフルオロチタン酸イオン生成物質、(ii)溶解されたフルオロ硅酸イオン生成物質、および(iii)溶解、又は分散された下記一般式(I)のポリマー:【化1】〔上式中、当該ポリマーの単位の各々において、互いに独立に、R1 〜R3 の各々は、互いに独立に、水素原子、又は、1〜5個の炭素原子を有するアルキル基を表わし、Y1 〜Y4 の各々は、互いに独立に、水素原子、-CR4 R5 R6 基、-CH2 Cl基、アリール基、1〜18個の炭素原子を有するアルキル基、又は下記式(II)の置換基Z:【化2】(但し、R4 〜R10の各々は、互いに独立に、水素原子、アルキル基、アリール基、ヒドロキシ-アルキル基、アミノ-アルキル基、メルカプト-アルキル基、又はホスホ-アルキル基を表わし、かつR4 〜R10の各々の鎖長は、当該化合物が不溶解性、又は不分散性になる長さ未満である)を表わし、そして、nは、2以上でしかし当該ポリマーが不溶解性、又は不分散性になる数値未満の整数を表わす〕並びに、その酸塩、およびそれらの混合物、からなる群から選ばれた少なくとも1員を含む、水性前処理組成物を、前記金属材料表面を被覆するのに有効な量で塗布する工程、(B)前記工程(A)において前記金属材料表面に塗布された前記前処理組成物層を乾燥する工程、および(C)前記金属材料表面上の、前記工程(B)において乾燥された前記前処理組成物層上に、(i)6価のクロムを含有する成分、および(ii)シリカ、シリケート、およびその混合物、からなる群から選ばれた1成分を含有する保護化成被覆組成物を、前記金属材料表面に形成される保護化成被覆層の量を少なくとも0.075g/m2 にするのに有効な量だけ塗布する工程、を含む、金属材料表面に保護化成被覆層を形成する方法。

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