特許
J-GLOBAL ID:200903085229386485

平形発熱体用放熱器

発明者:
出願人/特許権者:
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平5-127682
公開番号(公開出願番号):特開平6-307782
出願日: 1993年04月20日
公開日(公表日): 1994年11月01日
要約:
【要約】[目的] 接着面積が制限された平形発熱体の熱量を熱量授受板を介してヒートパイプの受熱部に吸収せしめ放熱部から放熱して発熱体を冷却する細管ヒートパイプ式放熱器は、有効に受熱し放熱する為の細管ヒートパイプの配接本数に限界が生じ放熱器の放熱能力にも限界が生じた。本発明はこの限界が無くすることにより放熱能力を増強せしめる。[構成] 熱量授受板のヒートパイプ群狭持面に熱量授受フィン群を設けそのフィン間隙に細管ヒートパイプ群の多数層を圧入接着し狭持せしめる様にした。[効果] 熱量授受板の熱量はフィンの金属熱伝導により少ない熱損失で積層ヒートパイプ群の深層に至る迄効率的に伝達される様になり、積層数を充分に増加せしめ、細管ヒートパイプの配接本数を大幅に増加させることが出来た。放熱能力は従来比で約2倍に増強された。
請求項(抜粋):
細管ヒートパイプの群が同一平面内に於て密に且つ並列に整列されて形成されてある細管ヒートパイプ層の複数層が積層されて、受熱細管コンテナ群と断熱細管コンテナ群及び放熱細管コンテナ群が形成されてあり、受熱細管コンテナ群で吸収した熱量を断熱細管コンテナ群により中継して放熱細管コンテナ群に輸送し放熱せしめる細管ヒートパイプ応用の平形発熱体用放熱器であって、細管ヒートパイプの細管コンテナは少なくとも受熱部及び放熱部においては、その断面形状が長方形又は長円形であるように成形されてあり、受熱部及び、又は放熱部における受・放熱細管コンテナ群と、放熱器が対象とする発熱体及び放熱手段との間の熱量の授受は、受・放熱細管コンテナ群の何れか又は双方を挟持して伝熱良好な状態に接着されてある熱量授受板を介してなされるよう構成されてあり、この熱量授受板は熱伝導性の良好な金属で形成されてあり、その受・放熱細管コンテナ群を挟持する側の面には、その全長に亙り、熱量授受板の板面に直立する平板フィン群が、細管コンテナの軸方向に平行並列に形成されてあり、そのフィン間隙には、フィンの側面と細管コンテナの断面形状における長辺に相当する面とが、フィンの全長に亙って相互に密着している状態に各細管コンテナが圧入接続されてあり、熱量授受板の他の面には放熱器が対象とする所定の発熱体または所定の放熱手段に対する熱量授受手段が設けられてあることを特徴とする平形発熱体用放熱器。
IPC (2件):
F28D 15/02 ,  F28D 15/02 101
引用特許:
審査官引用 (2件)
  • 特開昭64-053438
  • 特開昭64-041792

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