特許
J-GLOBAL ID:200903085262134955

データ送受信装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 小鍜治 明 (外2名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平5-089614
公開番号(公開出願番号):特開平6-303213
出願日: 1993年04月16日
公開日(公表日): 1994年10月28日
要約:
【要約】【構成】 拡散変調信号の周期とデータのシンボル周期Tが等しいスペクトラム拡散信号a(t)を、局部発振器213、周波数混合器212、帯域通過フィルタ211で構成される帯域通過手段21に入力し、部分的な帯域の成分のみを取り出し中間信号b(t)を得る。遅延検波器12は中間信号b(t)を検波し検波出力c(t)を得る。復号器16は検波出力c(t)からデータを再生し復号データd'mを出力する。受信状態判定手段22は検波出力c(t)と復号データd'mとから受信状態を判断し、不良であれば、局部発振器213の局部発振信号周波数を、シンボル速度1/Tの整数倍だけ変化させて、帯域通過手段21の帯域通過中心周波数を切替える。【効果】 信号帯域の一部分のみを受信帯域とし、受信状態に応じて受信帯域の周波数または帯域幅を変更するので、強力な妨害波や周波数選択性ひずみによる劣化を軽減できる。また、遅延検波に広帯域な遅延器を必要としない。
請求項(抜粋):
搬送波を入力データでディジタル変調して得られる一次変調信号に、前記一次変調信号よりも帯域の広い拡散変調信号を乗算して得られるスペクトラム拡散信号を出力する送信装置と、前記スペクトラム拡散信号を復調し復号データを出力する受信装置とを備えたデータ送受信装置において、前記受信装置は、前記スペクトラム拡散信号の帯域内の部分的な帯域の信号成分のみを取り出す少なくとも1つの帯域通過手段と、前記帯域通過手段の出力である中間信号を検波する少なくとも1つの検波手段を有し、前記拡散変調信号の周期は、前記一次変調信号のシンボル周期の整数倍または整数分の一であり、前記検波手段は、前記中間信号とそれを前記一次変調信号のシンボル周期の整数倍だけ遅延させた遅延信号とを乗算して検波出力を得る遅延検波器であり、前記帯域通過手段は、周波数混合器と、前記周波数混合器に局部発振信号を供給する局部発振器と、前記局部発振信号の周波数との差の周波数帯に変換された前記周波数混合器の出力の部分的な帯域の信号成分のみを取り出す帯域通過フィルタとで構成され、前記局部発振信号の周波数を前記シンボル周期分の1の整数倍だけ変化させること、あるいは、前記局部発振信号の周波数を前記シンボル周期分の1の整数倍の周波数間隔に配置した複数の前記局部発振器を用いることを特徴とするデータ送受信装置。
引用特許:
審査官引用 (4件)
  • 特開平3-092029
  • 特開平4-150331
  • 特開平4-256238
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