特許
J-GLOBAL ID:200903085305268136

差動調整式前後輪トルク配分制御装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 真田 有
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平4-111957
公開番号(公開出願番号):特開平5-305838
出願日: 1992年04月30日
公開日(公表日): 1993年11月19日
要約:
【要約】【目的】 本発明は、4輪駆動自動車における差動調整式前後輪トルク配分制御装置に関し、前後のトルク配分制御を積極的に且つ路面の状態に合致して行なえる差動制限式前後輪トルク配分制御装置を提供することを目的とする。【構成】 センタディファレンシャルと、この差動制限機構300と、この差動制限機構300を制御して後輪側から前輪側へのトルク配分を増加調整する制御手段とをそなえ、上記制御手段に、車両の前後輪回転速度差に比例して差動制限機構の制御量を設定する制御量設定手段220と、上記車両の横加速度が大きくなると制御量を低減させる横加速度補正手段246と、上記車両の走行路面が高摩擦路か低摩擦路かを推定する路面状態推定手段243Bとが設けられ、横加速度補正手段246が、高摩擦路では上記制御量をほぼ0まで低減し、低摩擦路では上記の制御量を0以上の所定値まで小幅に低減するように構成する。
請求項(抜粋):
前輪側駆動軸と後輪側駆動軸との差動を許容するとともにこれらの前輪側駆動軸及び後輪側駆動軸にトルクを配分するセンタディファレンシャルと、このセンタディファレンシャルの差動を制限する差動制限機構と、この差動制限機構を制御することで上記の後輪側駆動軸から前輪側駆動軸へのトルク配分を増加調整する制御手段とをそなえ、上記制御手段に、車両の前輪と後輪との回転速度差に比例して上記差動制限機構の制御量を設定する回転速度差対応制御量設定手段と、上記車両に生じる横加速度が所定量以上大きくなると上記制御量が低減するように該制御量を補正する横加速度補正手段とが設けられるとともに、上記車両の走行路面が高摩擦路であるか低摩擦路であるかを車両情報に基づいて推定する路面状態推定手段とが設けられ、上記横加速度補正手段が、上記路面状態推定手段で高摩擦路であると推定すると上記の制御量の低減補正を該制御量が0又は0に近い大きさになるまで大幅に行ない、上記路面状態推定手段で低摩擦路であると推定すると上記の制御量の低減補正を該制御量が0よりも大きい所定の値まで小幅に行なうように構成されていることを特徴とする、差動調整式前後輪トルク配分制御装置。

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