特許
J-GLOBAL ID:200903085327213440

液面制御機構付定流量調節リフト弁装置

発明者:
出願人/特許権者:
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平5-304144
公開番号(公開出願番号):特開平7-190222
出願日: 1993年12月03日
公開日(公表日): 1995年07月28日
要約:
【要約】【目的】本発明は、流体輸送管路に設置する自動絞り調節用流路を備えたリフト弁装置に係り、リフト弁構造の利点を抜本的に生かすと共に、大型化や高圧化に伴う従来の各種弁装置の課題を明快に解決し、優れた定流量特性と軽量、小形のフロートによる液面制御機能を合わせ持つ弁装置を得ることを目的とするものである。【構成】本発明に係る弁装置においては、内蔵される流量調節弁も自動絞り弁も共にリフト弁構造を適用しており、弁箱の入口側に流量調節弁を設け、出口側に該弁に対峙するように自動絞り弁としての滑り弁を設けて、その中間に緩流室を形成させ、該室の内圧力と入口側、出口側の圧力との関係を多様な作動の力源として作用させる構造としたことにより、確実な定流量特性を発揮する。さらに流量調節弁の受圧面積と滑り弁の受圧面積をほぼ均等に形成させて流量調節のための軸推力を軽少化し、軽量、小形のフロートで容易に液面制御ができる構造としたものである。
請求項(抜粋):
弁装置の上流側(入口側)に設けた流量調節弁部に対応してその下流側(出口側)に自動絞り調節作動を行なう滑り弁部を設け、その中間に、緩流室(c)を形成させた定流量調節弁装置において、弁箱(1;21)に装着した隔壁部材(5;25)に滑り弁筒状部材(11;31)をシール部材(14;34)を介して密封且つ滑動自在に嵌装し、該筒状部材の端縁部(11m;31m)とこれに対峙する滑り弁閉鎖面部材(4;24)との間に滑り弁弁開口(d)を形成させ、滑り弁端側部材(10;30)と流量調節弁部材(7;27)との間に弁軸(6;26)と同芯に該弁開口(d)を常に所定の力で開く方向に作用する釣り合いばね(13;33)を介装し、滑り弁端側部材(10;30)と滑り弁側弁箱蓋(2;22)との間に包容形成させた袋室(g)を連通路(17;37)により入口流路(a)に連通して、該弁開口(d)に自動絞り調節流路を構成させることによって、常時定流量調節の機能を発揮させると同時に、弁軸(6;26)にフロート部(53;63)を連結して、下流側液面が上限に達すると、流量調節弁部材(7;27)を自動的に閉止させ、流水を停止する等の液面制御機能を有することを特徴とする液面制御機構付定流量調節リフト弁装置。

前のページに戻る