特許
J-GLOBAL ID:200903085450443205

レーダ装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 菊谷 公男 (外3名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平8-044305
公開番号(公開出願番号):特開平9-211122
出願日: 1996年02月06日
公開日(公表日): 1997年08月15日
要約:
【要約】【課題】 反射信号の振幅が急激に変化しても反射信号に対応する信号成分を適正なレベルで抽出できるレーダ装置を提供する。【解決手段】 増幅された受信信号を検知して反射信号に対応する信号成分を抽出する信号系統とは独立させて反射信号のピーク高さを検知する信号系統を設ける。積分回路18は、ノイズ成分の平均値を原点とした受信信号の積分を行って反射信号のピーク高さを反映した積分出力を形成する。判定回路17は、A/D変換回路19でデジタルデータ化された積分出力を読み込んで、積分出力のレベルに応じて増幅回路14の増幅ゲインを調整する。サンプリング回路15と加算回路16を用いた処理の結果を待つことなく増幅ゲインを調整できるから、反射信号の振幅変化に速やかに追従して適正な増幅ゲインが確保される。
請求項(抜粋):
間隔を置いて継続的に送出パルスを空間に送出するパルス信号送出手段と、前記送出パルスの物標による反射信号を検知して受信信号を形成する反射パルス信号受信手段と、前記受信信号を増幅する増幅手段と、増幅された前記受信信号を前記送出パルスに同期した複数の位相位置で検知して前記反射信号に対応する信号成分を抽出する抽出手段と、抽出された前記信号成分に基づいて前記物標の有無、または前記物標までの距離等を判定する判定手段とを有するレーダ装置において、前記増幅手段に入力される受信信号または前記増幅手段で増幅された受信信号を積分して、前記反射信号のピーク高さを反映した参照信号を形成する積分手段を前記抽出手段から独立して設け、前記参照信号に応じて前記増幅手段の増幅ゲインを調整することを特徴とするレーダ装置。

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