特許
J-GLOBAL ID:200903085472602676

スクロール流体機械

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 小川 勝男
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平5-177747
公開番号(公開出願番号):特開平6-066272
出願日: 1984年05月25日
公開日(公表日): 1994年03月08日
要約:
【要約】【目的】スクロール部材で形成される圧縮空間に液冷媒を注入して作動ガスの冷却をするものにおいて、液圧縮作用を防止すると共に、起動時にもなめらかな圧縮作用をさせる。【構成】固定あるいは旋回スクロール鏡板部には背圧室にガスを導くガス圧導出用細孔を設け、かつ固定スクロール鏡板部には液冷媒注入用細孔を設け、この注入用細孔は旋回スクロールの旋回運動により上記導出用細孔と密閉空間を介して間欠的に連通する位置関係とした。
請求項(抜粋):
円板状鏡板(101a,105a)に渦巻状のラップ(101b,105b)を直立する固定スクロール部材(101)及び旋回スクロール部材(105)を、ラップを互いに内側にしてかみ合せ、旋回スクロール部材と固定スクロール部材(101)を固定するフレーム(106)とで画成する背圧室(123)を備え、該背圧室にガスを導くガス圧導出用細孔124a,124bを固定スクロール部材の鏡板部(101a)あるいは旋回スクロール部材の鏡板部(105a)に設け、旋回スクロール部材を自転することなく固定スクロール部材に対し旋回運動させ、固定スクロール部材には中心部に開口する吐出口(102)と外周部に開口する吸入口(103)を設け、該吸入口よりガスを吸入し、両スクロール部材で形成される密閉空間(121,121a,121b)を中心に移動させ容積を減少してガスを圧縮し、吐出口より圧縮ガスを吐出する装置で、作動ガス冷却用の液冷媒注入機構を固定スクロール部材の鏡板部に備えたスクロール流体機械において、作動ガスを冷却するための液冷媒注入機構として固定スクロール部材の鏡板部に液冷媒注入用細孔(139a,139b)を設け、該細孔は旋回スクロール部材のラップ歯先面に対向して開口するとともに、該細孔の開口部が密閉空間とつながるも旋回スクロール部材(105)の旋回運動により上記ガス圧導出用細孔と密閉空間を介して間欠的に連通する位置関係となるように、前記液冷媒注入用細孔と上記ガス圧導出用細孔とが下式で示す位置に設けられていることを特徴とするスクロール流体機械。λbinb-2πここで、λin:液冷媒注入用細孔の位置におけるスクロールラップ巻き角度(rad)λb :ガス圧導出用細孔の位置におけるスクロールラップ巻き角度(rad)π :円周率
IPC (4件):
F04C 18/02 311 ,  F04C 18/02 ,  F04C 29/00 ,  F04C 29/10 321

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