特許
J-GLOBAL ID:200903085487740676
内燃機関の軸受装置
発明者:
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出願人/特許権者:
代理人 (1件):
石田 敬 (外3名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平8-187693
公開番号(公開出願番号):特開平10-030419
出願日: 1996年07月17日
公開日(公表日): 1998年02月03日
要約:
【要約】【課題】 内燃機関のクランクシャフトの主軸部を支持する主軸受の軸受メタルに十分な流量の潤滑油を供給して摺動面を冷却し、油膜切れを防止する。【解決手段】 シリンダブロック7側の軸受メタル21の内面に形成する油溝23の一端は、軸受キャップ13側の軸受メタル22の内面に形成する油溝25と接続しており、油溝23の他端は障壁24によって閉じているので、油溝23,25は合一してC形の潤滑油通路を形成する。また、油溝25の他端は油溝と半径方向に同程度の深さを有する軸方向の潤滑油排出通路26によって外部に開放されている。メインホール15からメインジャーナル油路16と油口17を経てC形の油溝23,25に流入する加圧された潤滑油は、一部が隙間18を通って流れるものの大部分はC形の油溝に沿って一定の方向に流れ、流れの抵抗の少ない排出通路26から外部へ排出されるので、潤滑回路の圧力損失が低下する。
請求項(抜粋):
内燃機関のクランクシャフトを回転自由に支持するための主軸受となるものであって、シリンダブロックの一部と、前記シリンダブロックに締結される軸受キャップとによってそれぞれ支持されると共に、合一して円筒状となるシリンダブロック側の軸受メタルと軸受キャップ側の軸受メタルとを備えている内燃機関の軸受装置において、前記シリンダブロック側の軸受メタルの内面に周方向の油溝を形成し、前記油溝の一端を前記軸受メタルの一端側の端面に開放させると共に、該油溝の他端を前記軸受メタルの他端側に設けた障壁によって塞ぎ、また、前記軸受キャップ側の軸受メタルの内面にも周方向の油溝を形成し、該油溝の両端を前記軸受メタルの一端側及び他端側の双方の端面に開放させると共に、該油溝の一端を前記前記シリンダブロック側の軸受メタルに形成された前記油溝の前記一端と連通させて、二つの軸受メタルを通じて断面C形の油溝を形成し、更に、前記軸受キャップ側の軸受メタルに形成された油溝の他端に接続して軸方向に潤滑油を排出させるところの、半径方向の深さが前記油溝の深さと同程度の排出通路を、前記軸受キャップ側の軸受メタルの他端側に形成したことを特徴とする、内燃機関の軸受装置。
IPC (3件):
F01M 1/06
, F02F 7/00 301
, F16C 9/02
FI (3件):
F01M 1/06 K
, F02F 7/00 301 F
, F16C 9/02
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