特許
J-GLOBAL ID:200903085504354300

高周波焼入れ性と冷鍛性に優れた冷間鍛造用棒線材

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 田中 久喬
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平11-366554
公開番号(公開出願番号):特開2001-181791
出願日: 1999年12月24日
公開日(公表日): 2001年07月03日
要約:
【要約】 (修正有)【課題】 冷間鍛造時の鋼材の割れを防止でき、球状化焼鈍後の延性に優れ、かつ、高周波焼入れ性に優れた冷間鍛造用棒線材及びその製造方法の提供。【解決手段】 質量%として、C:0.45〜0.6%、Si:0.01〜0.2%、Mn:0.2〜0.7%、Al:0.015〜0.1%、B:0.0005〜0.007%を含有し、Cr:0.15%以下、P:0.035%以下、S:0.015%以下、N:0.01%以下、O:0.003%以下の鋼であって、全脱炭深さ:DM-Tが0.20mm以下、さらに表面から棒線材半径×0.15の深さまでの領域のフェライトの組織面積率が10%以下で、残部がマルテンサイト、ベイナイト、パーライトの1種又は2種以上からなり、さらに深さが棒線材半径×0.5から中心までの領域でマルテンサイトとベイナイトの組織面積率の合計が10%以下であり、この領域での平均硬さが表層に比べてHV40以上軟らかい。
請求項(抜粋):
質量%として、C:0.45〜0.6%、Si:0.01〜0.2%、Mn:0.2〜0.7%、Al:0.015〜0.1%、B:0.0005〜0.007%を含有し、Cr:0.15%以下、P:0.035%以下、S:0.015%以下、N:0.01%以下、O:0.003%以下に制限し、残部Fe及び不可避不純物からなる成分の鋼であって、JIS G0558で規定する全脱炭深さ:DM-Tが0.20mm以下であり、さらに表面から棒線材半径×0.15の深さまでの領域のフェライトの組織面積率が10%以下で、残部が実質的にマルテンサイト、ベイナイト、パーライトの1種又は2種以上からなり、さらに深さが棒線材半径×0.5から中心までの領域でマルテンサイトとベイナイトの組織面積率の合計が10%以下であり、この領域での平均硬さが表層(表面から棒線材半径×0.15の深さまでの領域)の硬さに比べてHV40以上軟らかいことを特徴とする球状化焼鈍後の高周波焼入れ性と冷鍛性に優れた冷間鍛造用棒線材。
IPC (2件):
C22C 38/00 301 ,  C22C 38/32
FI (2件):
C22C 38/00 301 Y ,  C22C 38/32

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