特許
J-GLOBAL ID:200903085542442973

マーカー不活性化システムを含有する改善されたクローニングベクター

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 武石 靖彦 (外2名)
公報種別:公表公報
出願番号(国際出願番号):特願平10-548249
公開番号(公開出願番号):特表2001-523972
出願日: 1998年05月01日
公開日(公表日): 2001年11月27日
要約:
【要約】改変されたlacZα遺伝子フラグメントで、多数の制限酵素部位が導入されたlacZα遺伝子フラグメントが提供される。本発明によるベクターは、lacZα(α-ペプチド)をコードするDNA配列に作動可能に連結した少なくとも1つのプロモーター;改変されたlacZαコード配列の形成において、アミノ酸(8)に対するコドンを含んで、そのコドンからのlacZ配列の内部で、アミノ酸(8)に対するコドンの下流部のlacZコード配列内に導入された、異なる制限酵素によって切断され得る多数のクローニング部位;およびレプリコンを含む。このベクターは、タンパク質発現および他の分子操作に有用なさらなる特徴の1つまたは複数をさらに含む。このようなベクターを使用する方法であって、DNA分子が、組換えベクターの形成において、改変されたlacZαコード配列の内部の少なくとも1つの制限酵素部位にクローニングされる方法;組換えベクターを受容性の宿主細胞に導入する方法;β-ガラクトシダーゼによって切断され得る発色性基質の存在下で宿主細胞を増殖させる方法;およびlacオペロンマーカー不活性化の存在についてスクリーニングする方法もまた提供される。本発明の改変されたlacZαコード配列によりもたらされる発色選択の大きな正確度によって、初めて、隙間のないショットガン配列決定および整ったゲノムライブラリーの開発が行われる。
請求項(抜粋):
DNA分子をクローニングするためのベクターであって、α-ペプチドをコードし、かつβ-ガラタトシダーゼのアミノ酸8に対するコドンおよびその下流部を含むlacZコード配列の内部に導入された、異なる制限酵素によって切断され得る少なくとも1つのクローニング部位を含有する改変されたlacZαコード配列に作動可能に連結された少なくとも1つのプロモーターを含むベクター。

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