特許
J-GLOBAL ID:200903085545680255

内燃機関のバルブタイミング可変装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 恩田 博宣
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平8-249990
公開番号(公開出願番号):特開平10-089021
出願日: 1996年09月20日
公開日(公表日): 1998年04月07日
要約:
【要約】【課題】各圧力室間における流体の漏出を抑制し、バルブタイミングを進める際の作動応答性を向上させること。【解決手段】第1油圧室と第2油圧室との間を封止するシール部材28の側面28aに突出部28bを形成した。これにより、シール部材28を収容する収容溝27の側壁面27aとシール部材28の側面28aとの接触圧力(面圧)を向上することができる。その結果、第1油圧室側から第2油圧室側に漏出するオイルの量を低減することができ、ひいては羽根車19を所定の回転トルクをもって前記進角方向に相対回転させることができるようになり、バルブタイミングを進角する際におけるバルブタイミング可変装置の作動応答性を向上させることができる。
請求項(抜粋):
内燃機関の吸気バルブ及び排気バルブの少なくとも一方のバルブタイミングを可変とするバルブタイミング可変装置であり、同一回転軸心回りに相対回転可能な2つの回転体であって、内燃機関のクランクシャフトに駆動連結された第1回転体、及び吸気バルブ又は排気バルブを駆動するカムシャフトに駆動連結された第2回転体と、前記一方の回転体に形成された凸部を、他方の回転体に形成された凹部内に配置することにより、前記両回転体の回転方向において前記凸部の両側に形成され、内部に流体が供給される2つの圧力室であって、第1回転体に対して第2回転体の回転位相を相対的に進角させるための第1圧力室、及び前記回転位相を相対的に遅角させるための第2圧力室と、前記凸部と前記凹部との接触面間において前記凸部側に設けられ、前記両圧力室内に供給される流体が前記接触面間を通じて移動することを規制するためのシール部材を収容するための収容溝とを備え、前記両圧力室内の流体圧を調節することによって前記両回転体を互いに相対回転させることにより、前記バルブタイミングを変更するようにした内燃機関のバルブタイミング可変装置において、前記収容溝の側壁面と対向するシール部材の側面に、突出部を形成したことを特徴とする内燃機関のバルブタイミング可変装置。

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