特許
J-GLOBAL ID:200903085635517027

遊星歯車潤滑装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 菊谷 公男 (外3名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平9-342304
公開番号(公開出願番号):特開平11-159602
出願日: 1997年11月27日
公開日(公表日): 1999年06月15日
要約:
【要約】【課題】 遊星歯車潤滑装置の油溜めプレートの固定において、遠心力に影響されない取付構造とする。【解決手段】 ピニオンシャフト11を支持するプレート9に当接する当接部13と、当接部から内周方向に延びてプレート9との間に空間を形成する段部14とからなる油溜めプレート12を、キャリア6に設けた凸部7をプレートの穴に挿通して上部8をカシメすることにより、キャリア6に固定できる。よって、従来のように外嵌部、爪による引掛けではないので遠心力の影響を受けず固定強度が高い。その結果、油溜めプレート12の変形はないからはずれない。また、油溜めプレートを小さいブランク材で効率良く製作でき、スクラップ材を少なくさせる。さらに、複雑な曲げ工程ではなくカシメという簡単な工程で油溜めプレートの固定ができる。
請求項(抜粋):
自動変速機の遊星歯車潤滑装置であって、ピニオンを支持するピニオンシャフトの一端を固定するキャリアのプレートにピニオンが支持される側と反対側へ突出する凸部と、該凸部と同方向に突出し前記プレートと隣接部材との間に配置されるスラストベアリングの位置決め用のベアリング凸部とが形成され、前記ピニオンシャフトは、該ピニオンシャフトの端面に開口し、ピニオン支持面に連通する油路を備え、前記キャリアの前記プレートに当接する当接部と、該当接部から内周方向に延びて前記キャリアの前記プレートとの間に空間を形成する段部からなり、前記当接部に前記凸部と整合する穴を備える油溜めプレートが、前記穴を挿通させた前記凸部の上部のカシメにより前記キャリアに固定されることを特徴とする遊星歯車潤滑装置。
引用特許:
審査官引用 (3件)
  • 遊星歯車機構の潤滑部構造
    公報種別:公開公報   出願番号:特願平7-156867   出願人:武蔵精密工業株式会社
  • 特開昭53-065562
  • 特開昭53-065562

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