特許
J-GLOBAL ID:200903085660692674

アンダーカット部を有する椀状物品の成形用金型

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 本名 昭
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平8-342641
公開番号(公開出願番号):特開平10-166401
出願日: 1996年12月06日
公開日(公表日): 1998年06月23日
要約:
【要約】【課題】 成形用金型を割型構造とすることがないと共に、複雑な構造を付帯する必要がない簡単な金型構造により、アンダーカット部を有する樹脂製椀状物品の射出成形を可能とする射出成形用金型を提供する。【解決手段】 固定型2、可動型3との間にストリッパープレート4を介設した成形金型であり、キャビティプレート14と入子17に周刻形成されるパッキング溝24にパッキング部材25を封入の上、キャビティプレート14と入子17をボルト26により遊びをもってボルト留めすると共に、機外からの圧縮空気をパッキング溝24よりも離隔した入子鍔部16内側下面に導入する導入孔27を穿設したことを特徴とする。
請求項(抜粋):
椀状物品の外側部を画成する固定型と椀状物品の内側部を画成する可動型との間にストリッパープレートを介設した成形金型において、上記可動型が、アクチュエータにより上下動自在であると共に上下に貫通するロッド遊挿孔を有した可動側取付板と、当該可動側取付板の上面の固定されるスぺーサブロック及び上記可動側取付板の上方に配置され可動側型板を摺動自在に貫通し先端がストリッパープレート下面に当接するリターンピンを植設した突出しプレートと、更に上記スペーサブロックを介して上記スペーサブロックの上面に固定される可動側型板と、続いて当該可動側型板の上面側に固定され椀本体内側面を画成するコアより構成され、一方上記固定型は、固定側取付板と、当該固定側取付板の下面に配置されるランナーストリッパープレートと、更に当該ランナーストリッパープレートの下面にストッパー機構を介して支持されると共に上記椀状物品の椀本体外側面及び糸尻外側面を画成するキャビティプレートと、当該キャビティプレートの上面側より当該キャビティプレートに挿設され、入子本体上面より外側に伸展して鍔部が周設形成されて当該キャビティプレートの上面と共に均平な上面を形成し、上記椀状物品の糸尻内底面及び糸尻内側面を画成する入子より構成され、上記固定側取付板の上面には射出ノズル先端を密着当接する当接凹部が形成されると共に当該当接凹部の中心より当該固定側取付板の下面まで上下に貫通しスプルーの一部が形成されるスプルー孔基部が穿設されており、また当該スプルー孔基部に下方連設して上記ランナーストリッパプレートにおいても上下に貫通してスプルーの一部が形成されるスプルー孔胴部が穿設され、更に当該スプルー孔胴部に下方連設して上記入子においても当該入子の上面から下面近傍までスプルーの一部が形成されるスプルー孔頭部が穿設され、続いて当該スプルー孔頭部先端と上記入子下面にピンポイントゲートが穿設され、他方、上記キャビティプレートと上記入子は、当該入子の鍔部下面及び当該鍔部下面が当接する上記キャビティプレート上面に周刻された相互のパッキング溝に環状のゴム製パッキング部材を封入の上、上記入子の鍔部において上記キャビティプレートと遊びをもってボルト留めされることにより挿設され、また、キャビティプレートには機外からの圧縮気体あるいは加圧液体を上記入子に形成された鍔部下面の周刻されたパッキング溝よりも離隔した内側の鍔部下面位置に導入する導入孔が穿設されていることを特徴とする、アンダーカット部を有する椀状物品の成形用金型。

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