特許
J-GLOBAL ID:200903085683147932

熱交換器

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 粟野 重孝
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平6-257224
公開番号(公開出願番号):特開平8-121868
出願日: 1994年10月24日
公開日(公表日): 1996年05月17日
要約:
【要約】【目的】 高温気体の熱を液体に伝達する熱交換器の局部沸騰を抑制し、沸騰音の発生や局部沸騰によるパイプの破損を防止し、かつ効率を高くできるようにする。【構成】 送風器9により外部から取り入れた空気を発熱装置5で加熱して高温気体2とし、ドラム6の内部に送出する。ドラム6の内部の上部に下段のフィンパイプ8Aと上段のフィンパイプ8Bを備え、下段のフィンパイプ8Aは下段のフィン1Aを複数個備え、上段のフィンパイプ8Bは上段のフィン1Aを複数個備え、下段のフィン1Aと上段のフィン1Bとは段について熱的に互いに分離して設けることにより、フィンの下端部における熱境界層未発達領域における大きい吸熱動作が下段のフィンと上段のフィンとでそれぞれ発生するようにし、フィン下端部における大きい吸熱動作を下段と上段とに分散して局部沸騰を抑制し、沸騰音の発生やパイプ破損を防止しながら熱効率も高める。
請求項(抜粋):
発熱装置から送出された高温気体が下部開口部から上部開口部へ通過するドラムと、前記ドラムの下部周囲外面に接して下方から上方に向かって螺旋状に卷回され、被加熱流体を通すドラムパイプと、前記ドラムの内上部に前記高温気体の流れ方向に平行に配置され、前記高温気体の熱を吸収する薄板で構成された複数個のフィンと、前記高温気体の流れを横切る方向に配置され、前記フィンに貫通して接合されたフィンパイプを上下に複数段に備え、前記ドラムパイプから前記フィンパイプを経由して流れる被加熱流体を前記高温気体により加熱する熱交換器において、前記フィンパイプに接合する各段のフィンのそれぞれが他の段のフィンと熱的に互いに分離して設けられ、各フィンパイプはその段のフィンにより加熱されるようにした熱交換器。

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