特許
J-GLOBAL ID:200903085687832486

気道管装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 井出 正威
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平10-262358
公開番号(公開出願番号):特開平11-146916
出願日: 1998年08月31日
公開日(公表日): 1999年06月02日
要約:
【要約】【課題】 膨張して気管に密着した袋体の側面から、体内分泌物等の不要な流体が気管支等に流入するのを防止した気道管装置を提供する。【解決手段】 主管(12)を取り囲み、膨張して気管(11)の内面に密着する第一の袋体(20)を備え、さらに、第一の袋体の上方で主管に沿って延在し、第一の袋体と独立に膨張する第二の袋体(50)を備える。第二の袋体は第一の袋体よりも長く、第一の袋体よりも低圧で膨張され、膨張時、第一の袋体と声帯(13)との間の空間を占有し、好ましくは声帯を越えて延在する。第一の袋体と第二の袋体との間の地点で開口する吸引用導管(18)を設けて第二の袋体を通過した不要な流体を吸引除去してもよい。第一の袋体の上側の面は、不要な液体が集積するように、花托状部として形成されてもよく、また、第二の袋体の下端が、膨張時、該花托状部内に入れ子式に収まるようにすると好都合である。
請求項(抜粋):
膨張性の第一の袋体(20,40)によって末端に向けて取り囲まれた主管(12)と、前記袋体(20,40)の内部に延在して該袋体を膨張させる膨張用導管(18)と、前記主管(12)を取り囲む第二の袋体(50)とからなる、気管(11)挿入用の気道管装置(10,30)であって、該装置は、前記第二の袋体(50)を前記第一の袋体(20,40)とは独立に膨張させるための第二の膨張用導管(48)を備え、さらに、該第二の袋体(50)は、使用時、前記第一の袋体(20,40)から少なくとも患者の声帯(13)に至る空間を占有するように配置されていることを特徴とする気道管装置。

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