特許
J-GLOBAL ID:200903085704618183

被覆層付き部材の製造方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 北村 修
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平5-232139
公開番号(公開出願番号):特開平7-090328
出願日: 1993年09月20日
公開日(公表日): 1995年04月04日
要約:
【要約】【目的】 外周に厚肉被覆層を形成して再研摩だけの簡易な再生が可能で、しかも、前記被覆層における偏析や組織ムラ等が長手方向に生じない、有用な被覆層付き部材を得る手段を提供する。【構成】 筒状本体の外周に被覆層を形成するに際し、先ず、本体形成体2を配置し、その本体形成体2に対して外側筒体3Aを、両体2,3A間に隙間を生じさせつつ外嵌した状態に配置して、被覆層形成用空間を前記隙間にて構成する容器を形成する。そして、両体2,3Aよりも高融点の被覆層主成分粉末と、両体2,3Aよりも低融点で且つ被覆層主成分粉末よりも低比重である粉末バインダーとが混合されてなる混合粉末5を、前記隙間に充填密閉して、その密閉雰囲気を脱気した後、前記容器を回転させつつ、その回転容器内の混合粉末5を粉末バインダーの融点以上に加熱して粉末バインダーを溶融させ、その溶融凝固によって、本体形成体2と混合粉末5とを一体化させる。
請求項(抜粋):
筒状又は中実棒状の本体(11b)の外周に被覆層(11a)を形成して、被覆層付き部材を製造する方法であって、少なくとも一部が前記本体(11b)を構成する本体形成体(2)を配置し、且つ、その本体形成体(2)に対して外側筒体(3A)を、両体(2),(3A)間に隙間を生じさせつつ外嵌した状態に配置することにより、前記被覆層(11a)を形成するための空間を前記隙間にて構成する容器を形成し、前記両体(2),(3A)よりも高融点の被覆層主成分粉末と、前記両体(2),(3A)よりも低融点で且つ前記被覆層主成分粉末よりも低比重である粉末バインダーとが混合されてなる被覆層形成用の混合粉末(5)を、前記容器の隙間に充填して密閉した上で、前記容器内の密閉雰囲気を脱気した後、前記容器の軸芯を上下に向けた状態で、前記容器をその軸芯まわりに回転させつつ、その回転する容器内の前記混合粉末(5)を前記粉末バインダーの融点以上に加熱して前記粉末バインダーを溶融させ、その溶融凝固によって、前記本体形成体(2)と前記混合粉末(5)とを一体化させた後、少なくとも前記外側筒体(3A)の部分を、機械加工又は離型分離によって除去する被覆層付き部材の製造方法。

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