特許
J-GLOBAL ID:200903085707357380

自動遊隙吸収装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 木村 正巳
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平4-258827
公開番号(公開出願番号):特開平6-185554
出願日: 1992年09月03日
公開日(公表日): 1994年07月05日
要約:
【要約】【目的】 製造の簡易化及び作動信頼性の向上を計れるようにしたブレーキ用の自動遊隙吸収装置を提供する。【構成】 ストラットを構成するねじ付ロッド26にナット30が回転移動可能に取付けられ、シュー10に枢支されたL形レバー41により回転駆動されて遊隙を吸収する。L形レバー41はナット30に巻装されたスプリングワイヤ38を介して該ナットに作用し、一方向の枢動によりスプリングワイヤ38をナット30に締付けて該ナットを摩擦により駆動し、反対方向の枢動によりスプリングワイヤ38を解放してナット30との係合を解除し該ナットを駆動しないようにする。
請求項(抜粋):
足及び又は手により制御装置(12)の作用のもとで互いに対して離隔できるとともに、戻しスプリング(24)により互いに向けて押圧されている一対の円弧状のシュー(10,11)を備えているドラムブレーキに用いられるものであって、管状部材(31)内に案内され円筒状部材(30,102,204,304)を介して管状部材に当接するねじ付ロッド(26)から成り、且つシューに当接して、円筒状部材を回転させることにより遊隙を吸収するように長さを増大される可変長さのストラットと、第1方向及びこれと反対の第2方向に交互に枢動され、円筒状部材のまわりに巻装されたスプリングワイヤ(38,201,300)を介してこの円筒状部材に作用する制御部材(41,404,502)とを備えており、制御部材の第1方向への枢動が円筒状部材上でのスプリングワイヤの締付け及び摩擦による該円筒状部材の駆動を生じさせるのに対し、制御部材の第2方向への枢動がスプリングワイヤの解放及び該スプリングワイヤの円筒状部材に対する分離を生じさせるようになっている自動遊隙吸収装置において、前記枢動制御部材は、その屈曲部を前記シューの一方(10)に関節連結された2つの腕を有するL形レバー(41,404,502)であり、レバーの腕の一方はスプリングワイヤ(38,201,300)に作用するとともに、該腕の他方は前記ストラットの一方の端部に当接し、弾性装置(44)がこの端部に対して作用するようにL形レバーを常時押圧し、前記弾性装置の力は前記戻しスプリング(24)の作用に抵抗するのではなく、円筒状部材(30,102,204,304)を駆動するに十分であることを特徴とする自動遊隙吸収装置。
引用特許:
審査官引用 (4件)
  • 特開昭56-018134
  • 特開昭58-118336
  • 特開昭56-101434
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