特許
J-GLOBAL ID:200903085772515740

廃棄優先制御機能付きセル交換装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 宮田 金雄 (外3名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平8-074533
公開番号(公開出願番号):特開平9-266482
出願日: 1996年03月28日
公開日(公表日): 1997年10月07日
要約:
【要約】【課題】 共通バッファ形ATMスイッチが持つ複数の入出線でバッファメモリを共用するのでバッファメモリの利用効率が良いという特性を生かしたままで廃棄優先制御を的確に実現することができる廃棄優先制御機能付きセル交換装置を得る。【解決手段】 共通バッファメモリSBMにしきい値を設け、共通バッファメモリに蓄積されているセル数がこのしきい値よりも少ない時には廃棄されにくいセルおよび廃棄されやすいセルを共通バッファメモリに書き込み、大きい場合には廃棄されにくいセルのみを書き込むように制御を行う。
請求項(抜粋):
データ部とその宛先情報を含むヘッダ部より構成され、2クラスの廃棄優先度があるセルを入力する複数の入線と、前記セルが出力される複数の出線を備え、任意の前記入線から入力された前記セルを前記宛先情報にしたがって任意の前記出線に出力するセル交換装置であって、共通バッファメモリ形のATMスイッチを有しており、前記ATMスイッチでは共通バッファメモリにしきい値を一つ設定し、共通バッファメモリに蓄積されているセル数が前記しきい値よりも少ない場合には、廃棄されやすいセルと廃棄されにくいセルの両方を共通バッファメモリに書き込み、前記共通バッファメモリに蓄積されているセル数が前記しきい値を超えると廃棄されにくいセルのみを共通バッファメモリに書き込むという制御により廃棄優先制御を行うセル交換装置であって、前記共通バッファメモリに設定するしきい値を以下のアルゴリズムで計算することを特徴とする廃棄優先制御機能付きセル交換装置。手順1)収容している回線のなかで廃棄されにくいセルの割合が最も大きい回線を1つ選び、その割合と等しい負荷がかかっている回線が1回線のみ存在する場合に必要なバッファ数を求める。手順2)残りの回線の廃棄されにくいセルの割合をすべて前記手順1)で選択した回線と等しいとみなし、その割合と等しい負荷率の回線が1回線増加した場合に付加するバッファ数を回線数分だけ手順1で求めたバッファ数に加える。手順3)前記手順2)で求めたバッファ数を総バッファ数から減算し、しきい値とする。
IPC (2件):
H04L 12/28 ,  H04Q 3/00
FI (2件):
H04L 11/20 G ,  H04Q 3/00
引用特許:
審査官引用 (1件)
  • 特開平4-369139

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