特許
J-GLOBAL ID:200903085809972462

2:1ローピングエレベータの主索交換方法及びその装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 武 顕次郎 (外1名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平9-012606
公開番号(公開出願番号):特開平10-203751
出願日: 1997年01月27日
公開日(公表日): 1998年08月04日
要約:
【要約】【課題】 既設主索の回収が簡便に行える2:1ローピングエレベータの主索交換方法の提供と、主索交換時に昇降路内機器の破損と建物の汚損を防止し、新設主索の撚りを戻せる2:1ローピングエレベータの主索交換装置の提供。【解決手段】 既設及び新設の主索1を昇降させるとき、一端をシンブルロッド2A、2Bに螺結させ他端をウィンチ8、8Aに装着するロープ吊り具9、9A、9B、既設主索1bの取り外し及び新設主索1a取り付けのとき、機械室3の床にシンブルロッド2A、2Bを固定するシンブルロッド固定雇11、既設及び新設の主索1に沿って上下方向に案内可能なガイド孔13Ca、13Cb、13Ccと既設及び新設の主索を昇降させる昇降体1a、8Aが着脱可能な取付体13Dを有する主索昇降ガイド体13、既設主索1bを乗りかご5の上で切断するとき、主索1の切断箇所の下方に装着する主索保持装置12を備えている。
請求項(抜粋):
機械室の床部に主索の両端に接続される第1のシンブルロッド及び第2のシンブルロッドがバネを介して設置され、前記第1のシブルロッドと巻上機プーリから垂下させた前記主索を乗りかご上部に設けたかご上プーリに巻き掛け、前記巻上機プーリと前記第2のシンブルロッドから垂下させた前記主索を釣合い錘上部に設けた釣合い錘プーリに巻き掛けるようにした2:1ローピングエレベータの主索交換方法であって、前記釣合い錘を昇降路底部で支持するとともに、前記乗りかごを昇降路頂部で吊り上げた後固設して既設主索の張力を無効とした状態で、複数本の主索を少なくとも1本づつ交換する2:1ローピングエレベータの主索交換方法において、前記乗りかごを最上階近傍に停止させた状態で前記既設主索の張力を無効とした後、前記既設主索の1本を前記釣合い錘プーリ上部の第1切断箇所で切断し、ウィンチに取り付けられたロープ吊り具に前記第2のシンブルロッドの頂部を螺着させて前記第1切断箇所から前記第2のシンブルロッドまでの前記既設主索を前記ウィンチで吊り下げて回収し、前記釣合い錘プーリと前記巻上機プーリ間の前記既設主索を前記巻上機プーリの近傍にて主索保持装置で把持した後、この把持部分の上方の第2切断箇所で概主索を切断し、前記主索保持装置に前記ロープ吊り具を取り付けて前記第1切断箇所から前記第2切断箇所までの前記既設主索を前記ウィンチで吊り下げて回収し、前記第1のシンブルロッドから前記かご上プーリへ垂下する前記既設主索の前記第2切断箇所と略同位置の第3切断箇所で切断し、前記第2切断箇所から前記第3切断箇所までの前記既設主索及び前記第1のシンブルロッドから前記第3切断箇所までの前記既設主索を前記機械室に引き上げて回収した後、次に、新設主索は、最上階床から乗りかご天井に設けた救出口を介し前記かご上プーリに巻き掛けて前記機械室に引き上げ前記新設主索の一端にロープソケットを取り付けた後、前記巻上機プーリに巻き掛け該当主索以外の主索でガイドしながら昇降路へ下降させ、前記釣合い錘プーリに巻き掛けて前記ロープソケットに前記第2のシンブルロッドを取り付け、前記ウィンチに取り付けられた前記ロープ吊り具に前記第2のシンブルロッドを螺結させて前記機械室に吊り上げ前記第2のシンブルロッドを前記機械室床部に設置し、さらに、前記新設主索の他端に前記ロープソケット及び前記第1のシンブルロッドを取り付けた後、前記機械室に吊り上げ前記第1のシンブルロッドを前記機械室床部に設置するようにした2:1ローピングエレベータの主索交換方法。
IPC (3件):
B66B 7/06 ,  B66B 5/00 ,  B66B 7/00
FI (3件):
B66B 7/06 F ,  B66B 5/00 D ,  B66B 7/00 K

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