特許
J-GLOBAL ID:200903085814399177

信号品質およびノイズの質を推定する方法および受信機

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 中村 稔 (外6名)
公報種別:公表公報
出願番号(国際出願番号):特願平9-524049
公開番号(公開出願番号):特表平11-504188
出願日: 1996年12月27日
公開日(公表日): 1999年04月06日
要約:
【要約】本発明は、ノイズの質および信号品質を表す推定値(315)を算出することに関し、且つ無線システムの受信機に関する。本発明の方法によれば、受信機の相関器(303)において形成された相関ベクトル(101-106)の最高値(313)は、二番目に高い値(315)または他の値の平均値と比較される。信号の受信に特定の拡散コードが使用されている場合には、その比較により、信号と擾乱との比が形成され、その比は、特に、ダイバーシティ受信機のダイバーシティブランチ(1および2)からの信号を結合するのに適用され得て、したがって、この方法により、検出前でもそれら信号を結合することが可能となる。受信機によって受信された信号のどれもがその拡散コードをもって送信されていないような拡散コードを、その受信が使用している場合には、相関値を比較することにより、ノイズの質の推定値(315)を形成することが可能である。推定値がより高い場合には、その受信機が信号を受信しており、ノイズのみを受信しているのではないことを意味する。
請求項(抜粋):
幾つかの送信機および受信機を有する拡散スペクトル無線システムに使用する信号品質を推定する方法であって、前記のシステムにおいては送信される各信号は別個の拡散コードにより疑似ノイズコード化して広帯域の形にされ、そして信号はベクトルの形を持つ変調符号に変換され、これらの変調符号は実質的に直交の既知変換マトリックスのサブマトリックスであり、サブマトリックスは送信されるビットの組み合わせを基礎にして選択され、受信機において信号に拡散コードを乗じ、受信した変調符号と既知の変換マトリックスとの間で相関関係が形成され、これらの相関関係が相関ベクトル(101-106)を形成し、これらの相関ベクトルは相関値(111)を有し、そして相関ベクトルにより信号が検出されるようになっており、前記の信号品質を推定する方法において、受信信号に特定の拡散コードを乗じるとき、信号品質を表している推定値(315)は、相関ベクトル(101-106)の一つ、もしくはそれ以上の相関値の平均値(314もしくは401)を相関ベクトル(101-106)の最高値(313)と比較することにより形成され、一つ、もしくはそれ以上の相関値の平均値(314もしくは401)は最高の相関値(313)を除く他の総ての相関値を備えていることを特徴とした方法。
IPC (3件):
H04B 1/707 ,  H04B 1/10 ,  H04B 7/08
FI (3件):
H04J 13/00 D ,  H04B 1/10 Z ,  H04B 7/08 D

前のページに戻る