特許
J-GLOBAL ID:200903085819868329

Fe-Co系合金の薄板とその製造方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 須賀 総夫
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2000-398251
公開番号(公開出願番号):特開2002-194475
出願日: 2000年12月27日
公開日(公表日): 2002年07月10日
要約:
【要約】【課題】 Co:20〜60%を含有するFe-Co合金や、Co:20〜60%およびM(V,Ta,Nb,Mo,WまたはTi):5%以下を含有するFe-Co-M合金の薄板を、プレアロイ粉末を使用する粉末冶金法により容易に製造できるようにする。【解決手段】 下記の諸工程を実施する:A)上記磁性合金の溶湯を水噴霧法して、粒径250μm以下であって見掛け密度が3.3g/cm3以下の粉末を得る粉末製造工程、B)粉末圧延法により厚さ0.05〜0.8mmの薄板に成形する粉末圧延工程、C)950°C以上1400°C未満の温度で焼結する一次焼結工程、D)冷間圧延して板厚を所定の厚さにするとともに、焼結時に残存したマイクロポアをつぶし、旧粉末粒界の酸化被膜を破壊する冷間圧延工程、E)1150°C以上1400°C未満の温度で非酸化性雰囲気下に加熱して、緻密化を促進する二次焼結工程、および、F)圧下率0.5〜10%のスキンパス圧延を行って、0.05〜0.5mmの範囲内で所定の板厚を有し、マイクロポアの面積率が1%以下である薄板にする仕上圧延工程。
請求項(抜粋):
下記の諸工程からなるFe-Co系合金の薄板の製造方法:A)重量%で、Co:20〜60%を含有し、残部が実質上FeからなるFe-Co合金、またはCo:20〜60%ならびにM(MはV,Ta,Nb,Mo,WおよびTiの1種または2種、2種以上の場合は合計で):5%以下を含有し、残部が実質上FeからなるFe-Co-M合金の溶湯を水噴霧法により粉末化して、粒径250μm以下であって、見掛け密度が3.3g/cm3以下の粉末を得る粉末製造工程、B)粉末製造工程で得た粉末を、粉末圧延法により厚さ0.05〜0.8mmの薄板に成形する粉末圧延工程、C)粉末圧延によって得た薄板を、950°C以上1400°C未満の温度で焼結する一次焼結工程、D)一次焼結した薄板を冷間圧延して、板厚を所定の厚さにするとともに、焼結時に残存したマイクロポアを圧着してつぶし、かつ加工変形することにより旧粉末粒界に存在していた酸化被膜を破壊する冷間圧延工程、E)冷間圧延後の薄板を1150°C以上1400°C未満の温度で非酸化性雰囲気下に加熱して、緻密化を促進する二次焼結工程、およびF)二次焼結により緻密化を進めた薄板に、圧下率0.5〜10%のスキンパス圧延を行なって、板厚0.05〜0.5mmの範囲内で所定の厚さを有し、マイクロポアの面積率が1%以下である薄板を得る仕上圧延工程。
IPC (8件):
C22C 33/02 ,  B22F 3/16 ,  B22F 3/18 ,  B22F 9/08 ,  C21D 6/00 ,  C22C 19/07 ,  C22C 38/00 303 ,  C22C 38/10
FI (8件):
C22C 33/02 B ,  B22F 3/16 ,  B22F 3/18 ,  B22F 9/08 A ,  C21D 6/00 C ,  C22C 19/07 M ,  C22C 38/00 303 S ,  C22C 38/10
Fターム (9件):
4K017AA01 ,  4K017BA03 ,  4K017BA06 ,  4K017CA01 ,  4K017EB01 ,  4K018AA25 ,  4K018CA38 ,  4K018DA21 ,  4K018DA37

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