特許
J-GLOBAL ID:200903085820064365

編目を形成する繊維機械のための舌針

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 矢野 敏雄 (外3名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平10-069686
公開番号(公開出願番号):特開平10-266049
出願日: 1998年03月19日
公開日(公表日): 1998年10月06日
要約:
【要約】【課題】 針舌を備えた舌針を改良して、針舌が後退位置から跳ね上がることを防止すること。【解決手段】 編目を形成する繊維機械のための舌針は針幹の舌スリット(6)内に配置されたばね部材(15)を有している。舌スリット(6)内にある舌幹(9)の端部分(10)は湾曲したカム面(18)を有している。針舌(8)の旋回軸(12)からのカム面(18)の半径方向の間隔は針幹上面(16)から針幹下面(21)に向って連続的に減少している。
請求項(抜粋):
編目を形成するための繊維機械のための舌針であって、(イ) 上面(4)と背面(5)とを有し、一端に針鉤(2)を保持する針幹(1)と、(ロ) 針幹(1)に該針幹(1)の上面(4)から発して構成された、針幹長手方向に延びる舌スリット(6)と、(ハ) 該舌スリット(6)内に軸(12)を中心として旋回可能に支承された針舌(8)と、(ニ) 前記舌スリット(6)内に配置され、片側で針幹に支えられたばね部材(15)と、を有し、前記針舌(8)が舌幹(9)を有し、針舌(8)が前方部分(14)で針鉤に載着させられる閉鎖位置と、上面(16)で針幹の上面(4)に当接するか又はその近くに位置する後退位置との間で旋回可能であり、前記ばね部材(15)が前記舌幹(9)の、舌スリット内にある端部分(10)と協働するようになっており、舌幹(9)の端部分(10)がカム部材として構成され、ばね部材(15)に支えられ、舌幹(9)の上面(16)に配置された第1の面取り部(17)及び又は折れ縁(25)を有し、これによって針舌の後退位置が規定され、この後退位置に針舌が保持されるようになっており、前記カム部材が前記面取り部(17)又は前記折れ縁(25)に次いで湾曲したカム面(18)を有し、前記軸(12)からカム面(18)までの半径方向の間隔(24)が、舌幹の上面(16)から舌幹下面(21)に向って漸次減少していることを特徴とする、編目を形成する繊維機械の舌針。

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