特許
J-GLOBAL ID:200903085826845792

改質木材の製法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 大津 洋夫
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平4-278093
公開番号(公開出願番号):特開平6-099407
出願日: 1992年09月21日
公開日(公表日): 1994年04月12日
要約:
【要約】【目的】 本発明は、厚板材の内部まで不溶性無機化合物を生成させ改質することにより建材等として用いるのに適した難燃性、寸法安定性、防腐・防虫性、力学的強度等を有する改質木材の製法を提供するにある。【構成】 含浸剤として、反応して不溶性無機化合物を生成するカチオン含有溶液をおよびアニオン含有溶液を用意し、木材の幹軸方向に対して横断するように切断した一方の木口面から吸引し、木口面の細胞腔およびそれと連通する細胞腔内を負圧にするとともに、対応する他方の木口面の細胞腔およびその連通する細胞腔内に含浸剤である一方の含有溶液を加圧注入するようにして木材組織の内部まで両含浸剤を含浸させ、カチオン含有溶液とアニオン含有溶液とを木材中で反応させ不溶性無機化合物を生成させるようにした改質木材の製法である。
請求項(抜粋):
含浸剤として、反応して不溶性無機化合物を生成するカチオン含有溶液をおよびアニオン含有溶液を用意し、含浸剤圧入部と含浸剤吸引部からなる含浸装置を用意し、前記含浸装置の含浸剤圧入部を木材の幹軸方向に対して横断するように切断した一方の木口面に固定し、他方の横断するよう切断した木口面に含浸剤吸引部を前記含浸剤圧入部と相対応するように固定し、前記含浸剤吸引部を作動させて、対応した木口面の細胞腔およびそれと連通する細胞腔内を負圧にするとともに、前記含浸剤圧入部を作動して、対応する木口面の細胞腔およびその連通する細胞腔内に含浸剤である一方の含有溶液を加圧注入するようにし、必要に応じて、木口面に対する前記含浸剤吸引部による吸引と、相対応する前記含浸剤圧入部による加圧注入とを繰り返し、これによって含浸剤を当該木材の対応する細胞腔およびそれに連通する細胞腔に沿って含浸させた後、含浸剤である他方の含有溶液を同様に木口からの吸引・加圧注入法によって含浸させ、これによってカチオン含有溶液とアニオン含有溶液とを木材中で反応させ不溶性無機化合物を生成させるようにしたことを特徴とする改質木材の製法。
IPC (4件):
B27K 3/02 ,  B27K 3/08 ,  B27K 3/10 ,  B27K 3/16

前のページに戻る